RNA)新カード雑感 その4 グルール(微追記)
2019年1月15日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
今日はグルール関係。続き続き。
今回のキーワードの中では「暴動」はかなり強いと思います。
戦闘サイズ重視、クロック/奇襲性重視を柔軟であり血の気の多さとヒャッハーが売りのグルールとは思えませんね。IQ80ぐらいありそう。その上《番狼》《ゼナゴスの狂信者》の其々のほぼ上位交換の《ザル=ターのゴブリン》《グルールの呪文砕き》と質も高めです。特に《ザル=ターのゴブリン》なんてある意味完成形のようなデザインを美しさを感じます。
・《野生の律動/Ritmo dos Selvagens》
:トークンには機能しないものの、《熱情》の新種。色合い的に《ヤヴィマヤの火》をどうしても思い出しますね。単に速攻を付与するのではなく「暴動を得る」ため状況に合わせて使い分けることができる上に複数枚あっても腐ることもない。その上生物が打ち消されなくなるとなかなかに中速以下に対して極まった性能をしています。
これに打ち消しを使うと対生物で不足しますし、その上速攻で強襲される。《蔦草牝馬》や《無効皮のフェロックス》と言った《ブラストダーム》役もいますしFires復活の狼煙を上げるのもいいかもしれませんね。まぁ《はじける子嚢》枠がないのですが・・・。それに色拘束の強さがネックだったとはいえ後続を引き込める《ティムールの隆盛》が鳴かず飛ばずだったことを考えると中々にハードルが高いように思えますが果たして?
個別の札で見ると《クロールの銛撃ち》《成長室の守護者》のような軽量でありながらも高いクロックを供給できる生物もあるのもいいところ。《守護者》は合計5マナで次々に後続を呼び込むので、展開力・爆発力では劣るものの旧Fires最大火力である《はじける子嚢》の穴埋めにならないか?と秘かに期待しています。
ただ他のDNでも意見を見かけますが、中型の置物とそれに合わせた中型~大型の生物のRGカラーと言うと《サルカンの封印破り》デッキが既に在るんですよね。新《熱情》は《封印破り》ほどカードパワーも高くはありませんし、対Uに強いのは事実ですが環境的に存在価値を見出せるのでしょうかね?
また、生物が全体的に貧弱で《ブラストダーム》の価値が相対的に高かったINV期と異なり《鉄葉のチャンピオン》をはじめ3マナ域以下にも優秀な生物があることも考えれば置物で1クッション置くよりも《ラノワールのエルフ》から生物に直接つなげた方がいいのではないのか?と言う疑問の余地もありますね。
地味にした環境では「∞頑強」コンボのパーツになります。
暴動で+カウンターを選択することで頑強をリセットできますからね。非生物で∞頑強に使えるパーツと言うと《厳粛》をはじめ《強き者の発現》《聖戦士の進軍》など正直どれも今一つなので、それらに比べるとこれは遥かにましな方です。もちろんそれで実用的になるかと言うとまた別の話なのですが、妨害の強いControlのような相手に非打消し+速攻パンチモードはなかなかに有効なはずですからね。《台所の嫌がらせ屋》や《残忍なレッドキャップ》に必ず2色目が必要になるのもマイナス点かもしれません。
・《荒廃ワーム》
:Cipで土地/生物と2種類の置物に触れることができ汎用性があります。XLNブロックの変身土地サイクルがあるのでStdでも土地破壊は腐りにくく、暴動も含め対Controlにも対生物戦にも強い優秀なフィニッシャー。盤上が空いていれば速攻で走り、ブロッカーがいれば格闘で掃除をし~さらに5/5までを一方的に処理可能。生物を落としながらPWを殴り倒せれば最高ですね。
6マナで考えると打力はやや不足するものの実用圏内なので普通に構築級の筈。単純な戦闘力特化の《殺戮の暴君》とは棲み分けできています。ModernだとRG Ponzaで使える余地はあるのではないか?と思います。
・《混沌をもたらす者、ドムリ》
:[-3]で複数アドを取れる可能性はあるものの、消費は大きく連打はできず、奥義も大幅に遠のく。何より4枚中に2枚となると大幅に構築体系を生物特化に寄せて歪める必要があります。その割にこの札は4マナ、そして[+1]は4マナが出せるようになってからようやっと後続の生物に機能すると言うどう考えても中速以下の構築向けでありかなり微妙。[+1][-3]との関係性自体は悪くないのに本体のコストが致命的に悪い。[+1]もそもそもこの色で4マナ以降に速攻付与しても・・・と、暴動がキャスト時にしか機能しないのであとは単にマナを1つ生むだけ。
使いづら過ぎる。
中速で緑なら《ビビアン・リード》の方がはるかに丸いと思います。Combo的な要素だと《サルカンの封印破り》に及ぶべくもない。
そしてBeatdownを組むのなら《再燃するフェニックス》や《無効皮のフェロックス》がいるのに単独で使いづらいこの札を使っても・・・。正直この札をどう使うのか今ひとつ判りませんが、一応消耗戦が予期されるマッチのサイドには使える余地もありますかね?
・《燃えがら蔦》
:複合的な対策札であり、いろいろと便利。しかし正直何をするにもやや中途半端な印象を覚えます。
対Stormには1点では火力不足がありますし、速くもない。《帰化》部分を見るとSoc挙動+3マナとトロイ。帯に短し襷に長しな気がしますが・・・?まぁ他のかたの評価は高いようですし、実際には非常に強力かもしれませんね。
一応Stdで《封じ込め》などを使う低速コントロールに対してはなかなかに嫌らしい動きができるので、その使い道はあるかもしれない。
・《引き裂くシャーマン》
:弱くはないもののなんとも中途半端。
自慢の打点は同サイクルの《弾けるドレイク》に遠く及ばず、色で考えても《無効皮のフェロックス》や《鉄葉のチャンピオン》にも劣る。《帰化》系の効果も即効性も確実性もなく、複数割りたいような状況もそうそうない。打点を欲する札と考えても《打ち壊すブロントドン》でいい。
正直何がやりたいのかよく判らない。
一応色拘束の関係で《歓楽の神、ゼナゴス》との相性は抜群なのですが・・・。
・《スカルガンのヘルカイト》
:暴動に加え+カウンター持ちの場合に4マナで《火》を起こせる。一応別途手段で乗せても起動はできる。
単体除去の怖さや対PWを考えると4点速攻の方が大抵は強いのですが、《火》の能力で盤上の小型を焼けるのは便利です(《席次》を付与したい)し、相手に注げば実質7打点以上になり3回で処理可能と、速攻モードで殴るよりも早いので暴動は+カウンターの方を選んでも十分有用です。マナのみで起動できるのでランプ系での運用も狙えます。4点処理の多さは非常に怖い。
選択肢の調整が絶妙なデザインだと思います。
別途手段でカウンターを乗せる場合は何かいいものがありますかね?Midrangeで組む場合は《確証》《新たな地平》《発見の道》とかもありますが・・・。
RGのステロイドで組んでも《残骸の漂着》で処理されると痛いというのが現状のStdのBeatdownの悩みどころなのでしょうが、これならその伸ばしてもらったマナをそのまま活用する先があるので、ステロイドのマナカーブの頂点に置くのも悪くない選択肢に思えます。
下環境のDragonStompyで使えなくもないですが、別にこれに頼る必要はないのでまぁ難しいでしょうね。
・《闘争+壮大》
:Aggro系なら《途方もない力》こと《壮大》に関して有用以外に特段言う必要はなし。
《闘争》は環境的にどの相手にも使うわけではありませんが色的に飛行持ちが少ないので処理方法がある方が望ましい。しかもこのサイズなら《黎明をもたらす者ライラ》や《破滅を囁くもの》などの火力=赤では処理が難しい環境の最大サイズの飛行持ちを潰すこともできます。今後はそこに《騒乱の落とし子》《恩寵の天使》や小型デッキに強い《スカルガンのヘルカイト》の着地も予想されるので素早く対処できる要素がるのはありがたい。
・《強撃+脅威》
:生物用火力とトークンの組み合わせを考えるとINVの分割札の《暴行+殴打》を思い出す性能。とりあえずトークン付きなのでグルール系で腐ることはない。しかし真価は《魂の火》モードの方で、
これが緑単色で扱えるというのが大きい。盤上の生物依存ではあるのですが《鉄葉のチャンピオン》や《無効皮のフェロックス》などを使えば大抵は除去として機能します。しかしそれ以上に大きいのは緑単色でPWを処理する手段を得たということ。これまではかなり使いづらいか《茨潰し》のような中型以上の札であることが多かったのでこの軽さはありがたい。しかも生物の質次第ですが、そこら辺の火力よりも効率よくPWを落とすこともできるかもしれないと考えると本当に優秀。可能なら絆魂や接死持ちを利用することで生物がダメージを与えるという要素をよりうまく活用したいですね
下環境的にはやはり同じような要素があるが、《不屈の神、ロナス》や《霊気ある霊気体》《法務官の声、アトラクサ》などもありますが。Ins/Socなので《タルモゴイフ》との相性も抜群。
どうでもいいが今回のグルールはそれぞれに《ゴーア族の暴行者》を分割した要素を入れている感じになっている気がします。
今日はグルール関係。続き続き。
今回のキーワードの中では「暴動」はかなり強いと思います。
戦闘サイズ重視、クロック/奇襲性重視を柔軟であり血の気の多さとヒャッハーが売りのグルールとは思えませんね。IQ80ぐらいありそう。その上《番狼》《ゼナゴスの狂信者》の其々のほぼ上位交換の《ザル=ターのゴブリン》《グルールの呪文砕き》と質も高めです。特に《ザル=ターのゴブリン》なんてある意味完成形のようなデザインを美しさを感じます。
・《野生の律動/Ritmo dos Selvagens》
:トークンには機能しないものの、《熱情》の新種。色合い的に《ヤヴィマヤの火》をどうしても思い出しますね。単に速攻を付与するのではなく「暴動を得る」ため状況に合わせて使い分けることができる上に複数枚あっても腐ることもない。その上生物が打ち消されなくなるとなかなかに中速以下に対して極まった性能をしています。
これに打ち消しを使うと対生物で不足しますし、その上速攻で強襲される。《蔦草牝馬》や《無効皮のフェロックス》と言った《ブラストダーム》役もいますしFires復活の狼煙を上げるのもいいかもしれませんね。まぁ《はじける子嚢》枠がないのですが・・・。それに色拘束の強さがネックだったとはいえ後続を引き込める《ティムールの隆盛》が鳴かず飛ばずだったことを考えると中々にハードルが高いように思えますが果たして?
個別の札で見ると《クロールの銛撃ち》《成長室の守護者》のような軽量でありながらも高いクロックを供給できる生物もあるのもいいところ。《守護者》は合計5マナで次々に後続を呼び込むので、展開力・爆発力では劣るものの旧Fires最大火力である《はじける子嚢》の穴埋めにならないか?と秘かに期待しています。
ただ他のDNでも意見を見かけますが、中型の置物とそれに合わせた中型~大型の生物のRGカラーと言うと《サルカンの封印破り》デッキが既に在るんですよね。新《熱情》は《封印破り》ほどカードパワーも高くはありませんし、対Uに強いのは事実ですが環境的に存在価値を見出せるのでしょうかね?
また、生物が全体的に貧弱で《ブラストダーム》の価値が相対的に高かったINV期と異なり《鉄葉のチャンピオン》をはじめ3マナ域以下にも優秀な生物があることも考えれば置物で1クッション置くよりも《ラノワールのエルフ》から生物に直接つなげた方がいいのではないのか?と言う疑問の余地もありますね。
地味にした環境では「∞頑強」コンボのパーツになります。
暴動で+カウンターを選択することで頑強をリセットできますからね。非生物で∞頑強に使えるパーツと言うと《厳粛》をはじめ《強き者の発現》《聖戦士の進軍》など正直どれも今一つなので、それらに比べるとこれは遥かにましな方です。もちろんそれで実用的になるかと言うとまた別の話なのですが、妨害の強いControlのような相手に非打消し+速攻パンチモードはなかなかに有効なはずですからね。《台所の嫌がらせ屋》や《残忍なレッドキャップ》に必ず2色目が必要になるのもマイナス点かもしれません。
・《荒廃ワーム》
:Cipで土地/生物と2種類の置物に触れることができ汎用性があります。XLNブロックの変身土地サイクルがあるのでStdでも土地破壊は腐りにくく、暴動も含め対Controlにも対生物戦にも強い優秀なフィニッシャー。盤上が空いていれば速攻で走り、ブロッカーがいれば格闘で掃除をし~さらに5/5までを一方的に処理可能。生物を落としながらPWを殴り倒せれば最高ですね。
6マナで考えると打力はやや不足するものの実用圏内なので普通に構築級の筈。単純な戦闘力特化の《殺戮の暴君》とは棲み分けできています。ModernだとRG Ponzaで使える余地はあるのではないか?と思います。
・《混沌をもたらす者、ドムリ》
:[-3]で複数アドを取れる可能性はあるものの、消費は大きく連打はできず、奥義も大幅に遠のく。何より4枚中に2枚となると大幅に構築体系を生物特化に寄せて歪める必要があります。その割にこの札は4マナ、そして[+1]は4マナが出せるようになってからようやっと後続の生物に機能すると言うどう考えても中速以下の構築向けでありかなり微妙。[+1][-3]との関係性自体は悪くないのに本体のコストが致命的に悪い。[+1]もそもそもこの色で4マナ以降に速攻付与しても・・・と、暴動がキャスト時にしか機能しないのであとは単にマナを1つ生むだけ。
使いづら過ぎる。
中速で緑なら《ビビアン・リード》の方がはるかに丸いと思います。Combo的な要素だと《サルカンの封印破り》に及ぶべくもない。
そしてBeatdownを組むのなら《再燃するフェニックス》や《無効皮のフェロックス》がいるのに単独で使いづらいこの札を使っても・・・。正直この札をどう使うのか今ひとつ判りませんが、一応消耗戦が予期されるマッチのサイドには使える余地もありますかね?
・《燃えがら蔦》
:複合的な対策札であり、いろいろと便利。しかし正直何をするにもやや中途半端な印象を覚えます。
対Stormには1点では火力不足がありますし、速くもない。《帰化》部分を見るとSoc挙動+3マナとトロイ。帯に短し襷に長しな気がしますが・・・?まぁ他のかたの評価は高いようですし、実際には非常に強力かもしれませんね。
一応Stdで《封じ込め》などを使う低速コントロールに対してはなかなかに嫌らしい動きができるので、その使い道はあるかもしれない。
・《引き裂くシャーマン》
:弱くはないもののなんとも中途半端。
自慢の打点は同サイクルの《弾けるドレイク》に遠く及ばず、色で考えても《無効皮のフェロックス》や《鉄葉のチャンピオン》にも劣る。《帰化》系の効果も即効性も確実性もなく、複数割りたいような状況もそうそうない。打点を欲する札と考えても《打ち壊すブロントドン》でいい。
正直何がやりたいのかよく判らない。
一応色拘束の関係で《歓楽の神、ゼナゴス》との相性は抜群なのですが・・・。
・《スカルガンのヘルカイト》
:暴動に加え+カウンター持ちの場合に4マナで《火》を起こせる。一応別途手段で乗せても起動はできる。
単体除去の怖さや対PWを考えると4点速攻の方が大抵は強いのですが、《火》の能力で盤上の小型を焼けるのは便利です(《席次》を付与したい)し、相手に注げば実質7打点以上になり3回で処理可能と、速攻モードで殴るよりも早いので暴動は+カウンターの方を選んでも十分有用です。マナのみで起動できるのでランプ系での運用も狙えます。4点処理の多さは非常に怖い。
選択肢の調整が絶妙なデザインだと思います。
別途手段でカウンターを乗せる場合は何かいいものがありますかね?Midrangeで組む場合は《確証》《新たな地平》《発見の道》とかもありますが・・・。
RGのステロイドで組んでも《残骸の漂着》で処理されると痛いというのが現状のStdのBeatdownの悩みどころなのでしょうが、これならその伸ばしてもらったマナをそのまま活用する先があるので、ステロイドのマナカーブの頂点に置くのも悪くない選択肢に思えます。
下環境のDragonStompyで使えなくもないですが、別にこれに頼る必要はないのでまぁ難しいでしょうね。
・《闘争+壮大》
:Aggro系なら《途方もない力》こと《壮大》に関して有用以外に特段言う必要はなし。
《闘争》は環境的にどの相手にも使うわけではありませんが色的に飛行持ちが少ないので処理方法がある方が望ましい。しかもこのサイズなら《黎明をもたらす者ライラ》や《破滅を囁くもの》などの火力=赤では処理が難しい環境の最大サイズの飛行持ちを潰すこともできます。今後はそこに《騒乱の落とし子》《恩寵の天使》や小型デッキに強い《スカルガンのヘルカイト》の着地も予想されるので素早く対処できる要素がるのはありがたい。
・《強撃+脅威》
:生物用火力とトークンの組み合わせを考えるとINVの分割札の《暴行+殴打》を思い出す性能。とりあえずトークン付きなのでグルール系で腐ることはない。しかし真価は《魂の火》モードの方で、
これが緑単色で扱えるというのが大きい。盤上の生物依存ではあるのですが《鉄葉のチャンピオン》や《無効皮のフェロックス》などを使えば大抵は除去として機能します。しかしそれ以上に大きいのは緑単色でPWを処理する手段を得たということ。これまではかなり使いづらいか《茨潰し》のような中型以上の札であることが多かったのでこの軽さはありがたい。しかも生物の質次第ですが、そこら辺の火力よりも効率よくPWを落とすこともできるかもしれないと考えると本当に優秀。可能なら絆魂や接死持ちを利用することで生物がダメージを与えるという要素をよりうまく活用したいですね
下環境的にはやはり同じような要素があるが、《不屈の神、ロナス》や《霊気ある霊気体》《法務官の声、アトラクサ》などもありますが。Ins/Socなので《タルモゴイフ》との相性も抜群。
どうでもいいが今回のグルールはそれぞれに《ゴーア族の暴行者》を分割した要素を入れている感じになっている気がします。
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