モダン)モダン上のホライゾン
2019年3月2日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
突然の「モダンホライゾン」の発表には心底驚かされました。
ttps://mtg-jp.com/reading/publicity/0031831/
個人的にはモダンホライゾンの展開は賛成しています。
下環境のカードパワーの是正はこれまで数少ない統率者のような特殊セットを除くとStdでその環境基準に外れない範囲で刷っていくしかありませんでした。なので特定の尖ったカードを出したりはできても、環境に修正を効かせるような札を何種もするようなことはできませんでした。専用パックを出すことで環境是正を図るのはプレイヤーにとっても悪い話ではないはず。
値段があほみたく高くなるのなら腹の立つ話ですが、それでもないよりは選択肢の自由があるわけですし、そもそも限定生産の特殊セットではないのでマスターズのような暴利を貪る価格にはならないはず・・・。そこそこの特殊パック価格になるのではないですかね?
またModernはやはり非常に多様でカードプールも広いのでプレイヤーの多くからも人気。しかし、それ単体ではWotCに一銭も入ってこないので商売形態としては破綻しています。しかしこのようなパックを出すことでWotCにも金銭が入り、それがさらに後の環境整備に使われるようになるはずなので、やはりプレイヤー側にも利点はあると思います。単純にStdのような制限がない再録を考えることができ、一部あるであろうと考えられる高騰中の札の再録で値段を下げることもでき、よりプレイヤーを引き込みやすくなりますしね。
こういった今までにない試みををする以上、この動きには本気で取り組んでくれるでしょうからね。ただやり過ぎて、変に環境を壊してしまったり、また一部の値段が高すぎたり是正されなかったり~と問題が起こらないでもないので、慎重な行動を期待しています。少なくともModern環境で10K/枚を超える札はなくしてほしいですよね。
ついでにModern以外のカードの再録なのでLegacy民の私としてはLegacyのカードの値下がりもすると思われますしね。
現在の日替わりでヒーローが出てくる激動の環境は好きですが、妨害手段が弱すぎて実際には取れる構築体系が狭い状況がもう少し是正されてくれるのが一番の望みですかね~。
ついでにこれだけ殺意の高い環境なら《石鍛冶の神秘家》《罰する火》の解禁は普通にありだと思いますがね。
・《陰謀団の療法士》
:歌って踊れるセラピー的な感じですが、拷問係本人が出張ってきました。むしろセラピーの元である《ネブカドネザル》を考えると先祖返りした感じになってます。
セラピーの強みはそのターン中に表→裏と即キャストできたことや墓地にあっても機能した点(しかもマナ不要)であり墓地掘削系との併用も難しくなり、基本的にキャスト後次のターンまで待たなければいけないこの《療法士》は同じような使い方はかなり難しくなっていると思います。また機能するタイミングも「戦闘前メインフェイズの始まり」とかなり限定的で悪用がしづらいのも痛い。せめて戦闘後メインフェズも任意で選べれば・・・。
対して、こちらは本体が生物なので生物である利点を全面的に受けることが可能。
同時に本人が生け贄にされるわけではなく他の生物を種とする事も可能なので、状況が限定的ながら複数回のハンデスができ、疑似的な共鳴者にも生け贄エンジンにもなります。セラピーにはない利点も多々あると言えますね。
《恐血鬼》《墓所這い》などの復活生物、または《苦花》《秘密の備蓄品》《未練ある魂》などのトークンエンジンや《再誕の宣言》《ネル・トース族のメーレン》《冒涜された墓所》のような特殊エンジンを利用することで毎ターンハンデスが、またこれを複数並べることで同一ターンに任意に連続ハンデスも可能です。ついでに《血の芸術家》でも並べておけばライフも攻めることができますね。他にも《イーオスのレインジャー》はこれ+種のサーチが可能で《墓所這い》などの復活生物を選ぶこともできますね。避雷針+梅雨払い+変身トリガーに対して燃料供給源の関係が築ける《異端の癒し手、リリアナ/反抗する屍術師、リリアナ》との相性も素敵。
トークンや復活系軽量生物を使うのなら「DeadguyAle」のような構築も可能。装備品なども担げて、タップも不要なので機体に搭乗させていてもいい。ブロックされなければ「忍術」「狂喜」「絢爛」なども使えます。繰り返せる生け贄手段なので《闇の腹心》の避雷針兼処理装置に添えるのもいいですね。クロックにできるのならハンデスの弱さを多少下支えできていますし。
ただ普通のフェアデッキで「ハンデス枠」として使おうとするとどうしてもタイミング制限が厳しい。《囲い》→《療法士》と動こうとするとハンデスできるのは3t目なのでその間に手札の内容が変わってしまいがちですし、即効性がないので隙が大きい。かと言って1t目に出しても相手のハンドを覗く前に誘発タイミングになってしまうのでハンデスを重ねることも難しい。《モックス》系や《暗黒の儀式》を使えば1t→2tと動けますが、そこまでするのなら普通にハンデススペルを使うほうがまし。《ギタクシア派の調査》があれば・・・。
こういった点を考えれば通常のハンデスとしても劣ります。
なので既存のセラピーとも通常のハンデスとも異なる新しい使い方を模索していく必要がある札と言えますね。
ビルダーの腕が試されますね。どんな電波を受信してやろうかしらん~。
繰り返し使えるハンデス+生物の生け贄エンジン、起動までの速度の遅さを考えるとある意味ライバルはEternalの《精神創傷》になるかもしれませんね。こちらはEncなので安定しやすいうえに効果は《強要》なので安定して強力。
Dredgeとも相性がよく、《恐血鬼》《秘蔵の縫合体》などを生け贄に捧げ復活させ、自身のハンドから復活生物や《黄泉からの橋》を叩き落としてそれもまた利用して~と動けます。特に《恐血鬼》は速攻持ちなのでメイン前に生け贄に捧げてもそのままクロックに参加できるのが素晴らしい。
ハンデスのスペルが軽量生物になったことを考えればDredgeだけでなく《復讐蔦》などは使う余地がありますかね?ルーターではありませんが共鳴者兼生け贄エンジンなので「BridgeVine」等には使う余地はあるはず。また《出産の殻》系統のようにスペルを積みづらいデッキでの採用もできなくはないかも・・・。《殻》ならば上記の《イーオスのレインジャー》に繋げることもできますし復活生物+セラピストを揃えたり、適当なトークン展開生物のトークンからこれを探して着たりで挙動も安定しやすい。
また《忘れられた神々の僧侶》などの様な《弱者選別》的マナソース持ちと合わせるとより大型挙動も取れるので、共鳴者部分も合わせて使える構築もあるかもしれませんね。「亜神Boom」とかでも《恐血鬼》なども合わせて使えて《復讐の亜神》などにも繋げることもできますしね~。もちろんアリストクラッツ系でもよし。黒単色で《恐血鬼》に《墓穴までの契約》を添えて盤上/手札を削りながら動くこともできますね。
Nicfitに使えるのか?と言うと使えないこともないと言った感じ。セラピーの代わりはできないのですが追加枠に入れることはできるかもしれません。あのデッキはいかに《老練の探険者》を生け贄に捧げるか?が大切なので生け贄エンジンはあるに越したことはない。またトークン系の札や《メーレン》も利用するので毎ターンのハンデスも可能になるはず。
なんにせよ面白い札ですよね~。脳汁でるわぁ~。
長くなったので《セラ》はまた別の機会に。
突然の「モダンホライゾン」の発表には心底驚かされました。
ttps://mtg-jp.com/reading/publicity/0031831/
個人的にはモダンホライゾンの展開は賛成しています。
下環境のカードパワーの是正はこれまで数少ない統率者のような特殊セットを除くとStdでその環境基準に外れない範囲で刷っていくしかありませんでした。なので特定の尖ったカードを出したりはできても、環境に修正を効かせるような札を何種もするようなことはできませんでした。専用パックを出すことで環境是正を図るのはプレイヤーにとっても悪い話ではないはず。
値段があほみたく高くなるのなら腹の立つ話ですが、それでもないよりは選択肢の自由があるわけですし、そもそも限定生産の特殊セットではないのでマスターズのような暴利を貪る価格にはならないはず・・・。そこそこの特殊パック価格になるのではないですかね?
またModernはやはり非常に多様でカードプールも広いのでプレイヤーの多くからも人気。しかし、それ単体ではWotCに一銭も入ってこないので商売形態としては破綻しています。しかしこのようなパックを出すことでWotCにも金銭が入り、それがさらに後の環境整備に使われるようになるはずなので、やはりプレイヤー側にも利点はあると思います。単純にStdのような制限がない再録を考えることができ、一部あるであろうと考えられる高騰中の札の再録で値段を下げることもでき、よりプレイヤーを引き込みやすくなりますしね。
こういった今までにない試みををする以上、この動きには本気で取り組んでくれるでしょうからね。ただやり過ぎて、変に環境を壊してしまったり、また一部の値段が高すぎたり是正されなかったり~と問題が起こらないでもないので、慎重な行動を期待しています。少なくともModern環境で10K/枚を超える札はなくしてほしいですよね。
ついでにModern以外のカードの再録なのでLegacy民の私としてはLegacyのカードの値下がりもすると思われますしね。
現在の日替わりでヒーローが出てくる激動の環境は好きですが、妨害手段が弱すぎて実際には取れる構築体系が狭い状況がもう少し是正されてくれるのが一番の望みですかね~。
ついでにこれだけ殺意の高い環境なら《石鍛冶の神秘家》《罰する火》の解禁は普通にありだと思いますがね。
・《陰謀団の療法士》
:歌って踊れるセラピー的な感じですが、拷問係本人が出張ってきました。むしろセラピーの元である《ネブカドネザル》を考えると先祖返りした感じになってます。
セラピーの強みはそのターン中に表→裏と即キャストできたことや墓地にあっても機能した点(しかもマナ不要)であり墓地掘削系との併用も難しくなり、基本的にキャスト後次のターンまで待たなければいけないこの《療法士》は同じような使い方はかなり難しくなっていると思います。また機能するタイミングも「戦闘前メインフェイズの始まり」とかなり限定的で悪用がしづらいのも痛い。せめて戦闘後メインフェズも任意で選べれば・・・。
対して、こちらは本体が生物なので生物である利点を全面的に受けることが可能。
同時に本人が生け贄にされるわけではなく他の生物を種とする事も可能なので、状況が限定的ながら複数回のハンデスができ、疑似的な共鳴者にも生け贄エンジンにもなります。セラピーにはない利点も多々あると言えますね。
《恐血鬼》《墓所這い》などの復活生物、または《苦花》《秘密の備蓄品》《未練ある魂》などのトークンエンジンや《再誕の宣言》《ネル・トース族のメーレン》《冒涜された墓所》のような特殊エンジンを利用することで毎ターンハンデスが、またこれを複数並べることで同一ターンに任意に連続ハンデスも可能です。ついでに《血の芸術家》でも並べておけばライフも攻めることができますね。他にも《イーオスのレインジャー》はこれ+種のサーチが可能で《墓所這い》などの復活生物を選ぶこともできますね。避雷針+梅雨払い+変身トリガーに対して燃料供給源の関係が築ける《異端の癒し手、リリアナ/反抗する屍術師、リリアナ》との相性も素敵。
トークンや復活系軽量生物を使うのなら「DeadguyAle」のような構築も可能。装備品なども担げて、タップも不要なので機体に搭乗させていてもいい。ブロックされなければ「忍術」「狂喜」「絢爛」なども使えます。繰り返せる生け贄手段なので《闇の腹心》の避雷針兼処理装置に添えるのもいいですね。クロックにできるのならハンデスの弱さを多少下支えできていますし。
ただ普通のフェアデッキで「ハンデス枠」として使おうとするとどうしてもタイミング制限が厳しい。《囲い》→《療法士》と動こうとするとハンデスできるのは3t目なのでその間に手札の内容が変わってしまいがちですし、即効性がないので隙が大きい。かと言って1t目に出しても相手のハンドを覗く前に誘発タイミングになってしまうのでハンデスを重ねることも難しい。《モックス》系や《暗黒の儀式》を使えば1t→2tと動けますが、そこまでするのなら普通にハンデススペルを使うほうがまし。《ギタクシア派の調査》があれば・・・。
こういった点を考えれば通常のハンデスとしても劣ります。
なので既存のセラピーとも通常のハンデスとも異なる新しい使い方を模索していく必要がある札と言えますね。
ビルダーの腕が試されますね。どんな電波を受信してやろうかしらん~。
繰り返し使えるハンデス+生物の生け贄エンジン、起動までの速度の遅さを考えるとある意味ライバルはEternalの《精神創傷》になるかもしれませんね。こちらはEncなので安定しやすいうえに効果は《強要》なので安定して強力。
Dredgeとも相性がよく、《恐血鬼》《秘蔵の縫合体》などを生け贄に捧げ復活させ、自身のハンドから復活生物や《黄泉からの橋》を叩き落としてそれもまた利用して~と動けます。特に《恐血鬼》は速攻持ちなのでメイン前に生け贄に捧げてもそのままクロックに参加できるのが素晴らしい。
ハンデスのスペルが軽量生物になったことを考えればDredgeだけでなく《復讐蔦》などは使う余地がありますかね?ルーターではありませんが共鳴者兼生け贄エンジンなので「BridgeVine」等には使う余地はあるはず。また《出産の殻》系統のようにスペルを積みづらいデッキでの採用もできなくはないかも・・・。《殻》ならば上記の《イーオスのレインジャー》に繋げることもできますし復活生物+セラピストを揃えたり、適当なトークン展開生物のトークンからこれを探して着たりで挙動も安定しやすい。
また《忘れられた神々の僧侶》などの様な《弱者選別》的マナソース持ちと合わせるとより大型挙動も取れるので、共鳴者部分も合わせて使える構築もあるかもしれませんね。「亜神Boom」とかでも《恐血鬼》なども合わせて使えて《復讐の亜神》などにも繋げることもできますしね~。もちろんアリストクラッツ系でもよし。黒単色で《恐血鬼》に《墓穴までの契約》を添えて盤上/手札を削りながら動くこともできますね。
Nicfitに使えるのか?と言うと使えないこともないと言った感じ。セラピーの代わりはできないのですが追加枠に入れることはできるかもしれません。あのデッキはいかに《老練の探険者》を生け贄に捧げるか?が大切なので生け贄エンジンはあるに越したことはない。またトークン系の札や《メーレン》も利用するので毎ターンのハンデスも可能になるはず。
なんにせよ面白い札ですよね~。脳汁でるわぁ~。
長くなったので《セラ》はまた別の機会に。
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