WAR)新カード雑感その弐 ボーラス・ウギン・カーン 微追記
2019年4月20日 新カード紹介
皆さん、こんにちは。しもべです。
夜に灯闘対戦の古スポが出ましたね。
まさかそれまでに感想が1度しか書けないとは思いませんでしたよ! と言うわけで、残りを適当に書いていきます。
・《龍神、ニコル・ボーラス》
:最近ボーラス様出し過ぎて大物感がやや薄れてきた・・・。
[+1]は懲罰者系なので悩ましいですが、単純なアドバンテージ総量は2枚分であり、ドローは保証されているので弱くはない。Beatdownなどには機能するしないの枠の外なので話す意味はなく、中速以下でも土地や手札を潰すことになるのならそれはそれであり。中盤に打てれば最上ですが、そうでなくとも消耗戦に強くなるので連打されると弱パンチ連打の如く鬱陶しい部分だと思います。強くはないものの鬱陶しい。
蚊と同じです。
盤上に干渉する必要があるのなら[-3]。消費は大きいですが、これ自体は有用。上を見ればきりがないものの、盤面干渉の必要性があるときにはこちら、そうでない場合は[+1]ときっちり棲み分けて使っていけるし、意味の薄い相手がComboぐらいしかいないのでこの2つだけでも悪くはない。
勝ちに直結する奥義であることはありがたいものの、やや隙があり、それを埋めるのに[-3]が使えなくもないのですが、実際にはそれをすると必要忠誠度は11になるので非現実的。素直に他の除去と絡めて使用するのがいいでしょう。
これだけでは不満であっても、常在能力で他のPWの能力を利用できるので、隙の穴埋めは可能です。
これで補強できるスーパーフレンズ系を目指すのもいいですね。[+2]とかのPWを利用して一気に奥義を目指していくのもいいですけどね。《クローン》よろしく相手が強ければ強いほどこちらもぶら下がれるのは狡いところでもあります。
ただ悲しいのは、相手のPWを利用できることよりも、相手にPWを利用させないことの方が大抵は優先されるので[-3]なりなんなりを使うほうが望ましく、また、自分のPWの能力を利用できる能力も便利ではあるものの、そんなに優秀なPWを並べて維持できている段階なら大抵は優位に進んでいるわけで、さらに追加したところでオーバーキルでは?と。
有用な能力であることは否定しようがないものの、どちらかと言うとほぼほぼ無用の長物の類に見えます。
個人的には一番の問題は重さややや隙のある能力よりもその色拘束。
この三色でどうやって達成するの?と。そもそも目指すべきはスーパーフレンズなのに、構築系としては黒中心と言うのがかなり難しい。では単独で使うのか?と言うのも頷きにくい。構築の仕方が難しいですね。
と言うことで弱くはないものん必然性がなく、大振りで無駄の多い性能に見えます。正直除去もアドも含めて《最古再誕》の方が扱いやすい。
・《古呪》
:AtfやEncに比べ特化構築と言うのは滅多にないですし、PWが盤上に複数並ぶこともそうそうない。これは自分のPWを対象にしてもいいのでスーパーフレンズで一気に忠誠度を溜めて奥義に移行する手段もなくはない。まぁそれでもそんなに複数体のPWが残っているのならそこまでせずとも勝てるのでは?と・・・。この敵味方関係なく力を奪い取る感じが実に悪や工夫でいいデザインではあると思います。
・《悪への引き渡し》
:《隠された知識》的な相手選択型の回収スペル。
適当に使うだけだと、2枚を選ばれるだけなので、《予言》以下。ただ同名の札を4枚指定してもいいのでその場合は任意の2枚の回収したことになりますし、金太郎飴的などれでも似たような札の構築でも類似の機能ができます。なので個人的にはRtBのBurnでは可能性があるのではないか?と思わなくもないです。ただこの関係だと別に《危険因子》《約束の終焉》でいいんですよね。
・《大いなる創造者、カーン》
:単独で強かった前2種と異なり常在能力の《無のロッド》部分がメインとなりそうな《カーン》。4マナは重たいものの無色であり、相手限定なのでこちらはマナファクトなどが使えるという理不尽ぶり。そして着地に利用したマナファクトを生物化することで攻防に反映可能。また相手のAtfを生物化して除去札を充てるという方法もあります。
ただ単純な妨害手段としては4マナは重すぎる。
腐りづらいとはいえ対Atfは拘束力とともに着地速度が重要なので・・・。
ですのでMUD系の構築に追加枠として入れて相手を妨害しながら適当に並んだAtfを[+1]で生物化して殴り、必要に応じて[-3]で更に調達を兼ねるシステム札として機能させるのがいいのではないか?と思います。何か一芸に特化させると貧弱なので何でもできる形を生かせるユーティリティ枠としてですね。
ただ下環境では無色の4マナと言うのは想像以上に軽い。
2マナ土地+(モックス+SSG)や(《厳かなモノリス》+《通電式キー》)で1t目着地も現実的であり、2t目に追加の2マナ土地や1t目《タリスマン》からの追加土地で普通に2t目に着地できます。文字通り速さの次元が違います。
そしてこの札が妨害がなければ、2枚のAtfを調達できる点も重要で、なので《丸砥石》+《絵描きの召使い》のPainterComboや《飛行機械の鋳造所》+《弱者の剣》のThopterComboなどAtfのコンボを早々の形成できる余地があるため、それらのデッキにとってはかなり有り難い存在になる余地もありますね。
・《人知を超えるもの、ウギン》
:大型のコストながらすべて単体干渉なので前身に比べると盤面への影響力は落ちています。ただトークン製造と盤面干渉と言う強いPWの要素2つを備えています。PWも潰せるようになっているのも大きな利点。
[+1]は実質トークン+キャントリップなので質も高め。一度での大きな影響力は持たないものの、質自体は保証されています。
ですが、Stdでは常在能力を生かす場面がほとんどなく、他の同じようなことは《ヴラスカ》《戦慄衆の将軍、リリアナ》できる上に、黒があればPW干渉は行えます。《ウギン》でなければいけない理由があまりない。
対して、下環境では無色の(6)はTronやPostと各種マナサポートで割合簡単に出せます。特にEternalでは2マナ土地+《厳かなモノリス》で2t目にひねり出すことも容易。
しかも強力な無色の札も多いので、メダリオンと合わせてそこからどんどん繋げていくこともできます。もちろん[+1]の時差ドローでもここはいきます。トークン連打だけでも有り難く、すぐには手札に入らない点も《罠の橋》を考えれば悪くない点です。当然《全てを塵に》や前身の[-X]との相性は抜群。
比較対象はPWで考えれば当然《解放された者、カーン》になりますが、妨害に全振りしているそちらに比べると、こちらはアドとシナジー及び直接的な勝利手段に長けています。1マナ軽いのも利点で《血染めの月》への耐性も微増。手札を攻められない点は、対Controlでは[+1]で補えています。対Combo性能では明確に劣化していますが元々PWに求める要素でもないので目をつむる部分。Tronにおいてはウルザ土地3種からの残り1マナとメダリオンを合わせて無色3マナ分の効果を次に繋げることができるのは偉い部分ですね。
《ニンの杖》《イシュ・サーの背骨》《不滅の太陽》の様なまま使われる重めのアドエンジンも比較対象で、考え方にもよりますが、処理もドローも持っていて+αがある《ウギン》が上回りそうですね。しかしAtfと異なり踏み倒す手段がないので《ゴブリンの溶接工》などが使える赤茶では劣る存在でもあります。
メダリオンや疑似ドローを生かすのならMUDの様な妨害系よりも、より個の強さのある「Eldrazi Post」タイプの方が強力ではあると思います。ただそちらは別に《終末を招くもの》や《忘却招き》が同マナ域にあり、サーチもできず、より大きなマナ域には強力な札もあるので、どのように組み込むのかがやや難しそうです。
なんにしても、激烈でこそないもののシンプルに優秀なPWです。
・《ウギンの召喚体》
:非常に懐かしい《幻影の~》を思わせる性能で、その《果てしなきもの》版。と言うか部族シナジーを抜きにすればほぼほぼ上位交換。
そこここで言われていますがスピリットクラフトの一種である《天界の麒麟》との併用で「セラゲドン」的な動きを取ることができますね。しかも能力なので打ち消されにくい。どちらも生物なので《ハルマゲドン》と異なりて札で腐ることもなく、合計4マナで動けます。こちらは《ダークスティールの城塞》や《トロウケアの敷石》を利用すれば被害も減らせますし、Angel Stompy系での構築手段の一つには面白いかもしれませんね。《虚空の杯》を巻き込むのはやや悩めるところですが、土地全てを吹き飛ばせればあまり関係ないので、必要に応じて使い分ける形になりそうです。常にCotVがあるわけでもないですし。
ただ既にその方向性はStaxで《三なる宝球》《幕屋の大魔術師》《風生まれの詩神》《エイヴンの思考検閲者》《抑制の場》などがあるため、単に土地を縛るというだけでは弱い気もします。やはり必要に応じて破壊範囲を変えることができる(X)スペルの強さを生かしていくべきでしょうね。
幸い《麒麟》《召喚体》単独の貧弱さもこの色なら《石鍛冶の神秘家》+装備品で補えます。後者のダメージに強い点も担ぎ手としては利点なのでなかなかに悪くない相性だと思われます。あとはどうやって引き込むか・・・。
夜に灯闘対戦の古スポが出ましたね。
まさかそれまでに感想が1度しか書けないとは思いませんでしたよ! と言うわけで、残りを適当に書いていきます。
・《龍神、ニコル・ボーラス》
:最近ボーラス様出し過ぎて大物感がやや薄れてきた・・・。
[+1]は懲罰者系なので悩ましいですが、単純なアドバンテージ総量は2枚分であり、ドローは保証されているので弱くはない。Beatdownなどには機能するしないの枠の外なので話す意味はなく、中速以下でも土地や手札を潰すことになるのならそれはそれであり。中盤に打てれば最上ですが、そうでなくとも消耗戦に強くなるので連打されると弱パンチ連打の如く鬱陶しい部分だと思います。強くはないものの鬱陶しい。
蚊と同じです。
盤上に干渉する必要があるのなら[-3]。消費は大きいですが、これ自体は有用。上を見ればきりがないものの、盤面干渉の必要性があるときにはこちら、そうでない場合は[+1]ときっちり棲み分けて使っていけるし、意味の薄い相手がComboぐらいしかいないのでこの2つだけでも悪くはない。
勝ちに直結する奥義であることはありがたいものの、やや隙があり、それを埋めるのに[-3]が使えなくもないのですが、実際にはそれをすると必要忠誠度は11になるので非現実的。素直に他の除去と絡めて使用するのがいいでしょう。
これだけでは不満であっても、常在能力で他のPWの能力を利用できるので、隙の穴埋めは可能です。
これで補強できるスーパーフレンズ系を目指すのもいいですね。[+2]とかのPWを利用して一気に奥義を目指していくのもいいですけどね。《クローン》よろしく相手が強ければ強いほどこちらもぶら下がれるのは狡いところでもあります。
ただ悲しいのは、相手のPWを利用できることよりも、相手にPWを利用させないことの方が大抵は優先されるので[-3]なりなんなりを使うほうが望ましく、また、自分のPWの能力を利用できる能力も便利ではあるものの、そんなに優秀なPWを並べて維持できている段階なら大抵は優位に進んでいるわけで、さらに追加したところでオーバーキルでは?と。
有用な能力であることは否定しようがないものの、どちらかと言うとほぼほぼ無用の長物の類に見えます。
個人的には一番の問題は重さややや隙のある能力よりもその色拘束。
この三色でどうやって達成するの?と。そもそも目指すべきはスーパーフレンズなのに、構築系としては黒中心と言うのがかなり難しい。では単独で使うのか?と言うのも頷きにくい。構築の仕方が難しいですね。
と言うことで弱くはないものん必然性がなく、大振りで無駄の多い性能に見えます。正直除去もアドも含めて《最古再誕》の方が扱いやすい。
・《古呪》
:AtfやEncに比べ特化構築と言うのは滅多にないですし、PWが盤上に複数並ぶこともそうそうない。これは自分のPWを対象にしてもいいのでスーパーフレンズで一気に忠誠度を溜めて奥義に移行する手段もなくはない。まぁそれでもそんなに複数体のPWが残っているのならそこまでせずとも勝てるのでは?と・・・。この敵味方関係なく力を奪い取る感じが実に悪や工夫でいいデザインではあると思います。
・《悪への引き渡し》
:《隠された知識》的な相手選択型の回収スペル。
適当に使うだけだと、2枚を選ばれるだけなので、《予言》以下。ただ同名の札を4枚指定してもいいのでその場合は任意の2枚の回収したことになりますし、金太郎飴的などれでも似たような札の構築でも類似の機能ができます。なので個人的にはRtBのBurnでは可能性があるのではないか?と思わなくもないです。ただこの関係だと別に《危険因子》《約束の終焉》でいいんですよね。
・《大いなる創造者、カーン》
:単独で強かった前2種と異なり常在能力の《無のロッド》部分がメインとなりそうな《カーン》。4マナは重たいものの無色であり、相手限定なのでこちらはマナファクトなどが使えるという理不尽ぶり。そして着地に利用したマナファクトを生物化することで攻防に反映可能。また相手のAtfを生物化して除去札を充てるという方法もあります。
ただ単純な妨害手段としては4マナは重すぎる。
腐りづらいとはいえ対Atfは拘束力とともに着地速度が重要なので・・・。
ですのでMUD系の構築に追加枠として入れて相手を妨害しながら適当に並んだAtfを[+1]で生物化して殴り、必要に応じて[-3]で更に調達を兼ねるシステム札として機能させるのがいいのではないか?と思います。何か一芸に特化させると貧弱なので何でもできる形を生かせるユーティリティ枠としてですね。
ただ下環境では無色の4マナと言うのは想像以上に軽い。
2マナ土地+(モックス+SSG)や(《厳かなモノリス》+《通電式キー》)で1t目着地も現実的であり、2t目に追加の2マナ土地や1t目《タリスマン》からの追加土地で普通に2t目に着地できます。文字通り速さの次元が違います。
そしてこの札が妨害がなければ、2枚のAtfを調達できる点も重要で、なので《丸砥石》+《絵描きの召使い》のPainterComboや《飛行機械の鋳造所》+《弱者の剣》のThopterComboなどAtfのコンボを早々の形成できる余地があるため、それらのデッキにとってはかなり有り難い存在になる余地もありますね。
・《人知を超えるもの、ウギン》
:大型のコストながらすべて単体干渉なので前身に比べると盤面への影響力は落ちています。ただトークン製造と盤面干渉と言う強いPWの要素2つを備えています。PWも潰せるようになっているのも大きな利点。
[+1]は実質トークン+キャントリップなので質も高め。一度での大きな影響力は持たないものの、質自体は保証されています。
ですが、Stdでは常在能力を生かす場面がほとんどなく、他の同じようなことは《ヴラスカ》《戦慄衆の将軍、リリアナ》できる上に、黒があればPW干渉は行えます。《ウギン》でなければいけない理由があまりない。
対して、下環境では無色の(6)はTronやPostと各種マナサポートで割合簡単に出せます。特にEternalでは2マナ土地+《厳かなモノリス》で2t目にひねり出すことも容易。
しかも強力な無色の札も多いので、メダリオンと合わせてそこからどんどん繋げていくこともできます。もちろん[+1]の時差ドローでもここはいきます。トークン連打だけでも有り難く、すぐには手札に入らない点も《罠の橋》を考えれば悪くない点です。当然《全てを塵に》や前身の[-X]との相性は抜群。
比較対象はPWで考えれば当然《解放された者、カーン》になりますが、妨害に全振りしているそちらに比べると、こちらはアドとシナジー及び直接的な勝利手段に長けています。1マナ軽いのも利点で《血染めの月》への耐性も微増。手札を攻められない点は、対Controlでは[+1]で補えています。対Combo性能では明確に劣化していますが元々PWに求める要素でもないので目をつむる部分。Tronにおいてはウルザ土地3種からの残り1マナとメダリオンを合わせて無色3マナ分の効果を次に繋げることができるのは偉い部分ですね。
《ニンの杖》《イシュ・サーの背骨》《不滅の太陽》の様なまま使われる重めのアドエンジンも比較対象で、考え方にもよりますが、処理もドローも持っていて+αがある《ウギン》が上回りそうですね。しかしAtfと異なり踏み倒す手段がないので《ゴブリンの溶接工》などが使える赤茶では劣る存在でもあります。
メダリオンや疑似ドローを生かすのならMUDの様な妨害系よりも、より個の強さのある「Eldrazi Post」タイプの方が強力ではあると思います。ただそちらは別に《終末を招くもの》や《忘却招き》が同マナ域にあり、サーチもできず、より大きなマナ域には強力な札もあるので、どのように組み込むのかがやや難しそうです。
なんにしても、激烈でこそないもののシンプルに優秀なPWです。
・《ウギンの召喚体》
:非常に懐かしい《幻影の~》を思わせる性能で、その《果てしなきもの》版。と言うか部族シナジーを抜きにすればほぼほぼ上位交換。
そこここで言われていますがスピリットクラフトの一種である《天界の麒麟》との併用で「セラゲドン」的な動きを取ることができますね。しかも能力なので打ち消されにくい。どちらも生物なので《ハルマゲドン》と異なりて札で腐ることもなく、合計4マナで動けます。こちらは《ダークスティールの城塞》や《トロウケアの敷石》を利用すれば被害も減らせますし、Angel Stompy系での構築手段の一つには面白いかもしれませんね。《虚空の杯》を巻き込むのはやや悩めるところですが、土地全てを吹き飛ばせればあまり関係ないので、必要に応じて使い分ける形になりそうです。常にCotVがあるわけでもないですし。
ただ既にその方向性はStaxで《三なる宝球》《幕屋の大魔術師》《風生まれの詩神》《エイヴンの思考検閲者》《抑制の場》などがあるため、単に土地を縛るというだけでは弱い気もします。やはり必要に応じて破壊範囲を変えることができる(X)スペルの強さを生かしていくべきでしょうね。
幸い《麒麟》《召喚体》単独の貧弱さもこの色なら《石鍛冶の神秘家》+装備品で補えます。後者のダメージに強い点も担ぎ手としては利点なのでなかなかに悪くない相性だと思われます。あとはどうやって引き込むか・・・。
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