WAR)新カード雑感その伍 青は優秀な札が沢山
2019年4月28日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんにちは。しもべです。
昨日も書く予定でしたが、机で寝落ちしましたw
と言うことで正式発売にさえ間に合わなさそうですが、続き続きw
・《神秘を操る者、ジェイス》
:《研究室の偏執狂》の能力を持った4マナ《ジェイス》で初期忠誠度は「4」。
[+1]で《思考掃き》、[-8]で7ドロー+山札なくなっても勝利。なので奥義で忠誠度がなくなってしまっても問題がない。
ほぼほぼ相手に干渉をせず山札を引ききることを目指す、今時珍しい超特化型。中途半端に生物を入れても腐ってしまう低速Controlのフィニッシャーに添えることもできなくもない。
ただ多量ドローコンボのフィニッシャーとしてみると軽くて色拘束も薄くて釣り上げやすい《偏執狂》には劣りますね・・・。
なので「ネクサス」系の様なデッキのフィニッシャーに添えるのもいいでしょう。
[+1]だけでも大体1度で3枚削れるので15回起動ぐらいで勝てるが、奥義や他のドロースペルを使うことでより早くなる。単純計算で山札50枚程度から考えても[+1]×5→[-8]→[+1]×8→[+1]と言ったところでしょうか?まぁ追加ドローした札や落とした札の中に混じる「再活」札で《薬術士の眼識》などを使えばより早くはなるだろうと思われます。
その他ドロー系の《発見》や《任務説明》《洞察の絆》で山札を削りながら有効牌を再利用して徹底して妨害を続けるヘビーコントロールが組めそうです。
下環境ではブロッカーに《鬱外科医》とか入れてみるのも面白いですね。黒もLO手段を豊富に持っている色ですし追加で何か足せるはず。マナ加速要因に使えなくもない《血清の粉末》を利用して、良質な手札を探しつつ最初から山札を削る作戦なんてのも面白いかもしれません。
また《Thought Lash》を入れておくと瞬時に山札を空にできるのでそのまま[+1]で勝利できるコンボの形成ですね。ただ4マナ2種は重たいなぁ・・・。カードパワーも低いし。ただまぁ《Thought Lash》は維持費が何一つ苦にならない上に防御的な時間も稼げるので、単体でそれ以外にやることがないコンボ札よりはよほどましですかね?
・《謎めいた指導者、カズミナ》
:非常に珍しい青単色で何の制約もなくトークンを出せるPW。
個人的には《僧院の包囲》の「カン」と「龍」を合わせた上位種のような印象ですね。またはコンボがない代わりに使いやすくなった《狡猾な漂流者、ジェイス》の上位種。
使いやすい札には変わりないものの単独では支配力も膠着的影響力もないので他サポート札があるかどうかに掛かっています。
保護性能も考えれば《守護ウィザード》《非凡な虚空魔道士》などの部族支援に使うかFaerieStompyにぶち込んで相手にManadenialをしながら装備品を担がせるルーターとしてなら機能しそうです。あのデッキも《戦利品の魔道士》を利用したBlade注力戦略を取ることもでき、ついでにWizardにもなるので結構向いているはず。
・《覆いを割く者、ナーセット》
:PW化した《トレストの使者、レオヴォルド》。相手依存だったアド手段が能動的に。ドロー性能も有用なので自分を守る手段の調達も段違いです。また色拘束も薄いので色々なデッキに試行でき、《ガイアー岬の療養所》を合わせたお手軽ハンデスを簡単に組み込めます。生物でもないのでやや除去されにくく、かつ一方的制限で複数積みもしやすい。忠誠度を回復させる要素がないので使い捨てになりますが、自身の能力で後続の《ナーセット》を引き込めますし、《意志の力/FoW》で切ること可能。
《レオヴォルド》などはあまり使われないない現状ですが、ここまで色拘束も薄く即アドも取れるのなら採用するデッキが表れても不思議ではありませんね。
一応《レオヴォルド》から劣っている点としては単体では勝ち手段になれない点やGSZで調達できない点でしょうかね。物量に弱いのも事実ですし。
単体で勝てるものではありませんが、極めて強力で、環境にUが多いほど有用性が高まります。特に《選択》や《思考掃き》ではなく《渦まく知識》《思案》《定業》などが主なEternalでは有能な札ですね。
同じくUに強い《時を解す者、テフェリー》《支配の片腕、ジェイス》に比べ、妨害は常在能力のみであるものの、こちらはその分単独でアドバンテージを稼ぐことができるのが売りですね。また効果が汎用的であり相手に対しても自分に対しても腐ることがほとんどない。ただ3マナSoc挙動は隙が大きいので他に壁になる要素がある方が望ましいですね。
アンコモンとは思えない強力な札です。
・《ナーセットの逆転》
:《差し戻し》と《双つ術》の中間のような札。正直やりたいことが散らかっていて且つ中途半端で使いづらい。ですが、相手にマナ以外を要求するような札に対して、例えば相手の《祖先の幻視》の待機明けを狙ったり、《安堵の再開》をコピーしたりすると面白い。
また《任務説明》などの使いまわしよう水増し札の順番が逆( Ins/Soc→使いまわし札 から 使いまわし札→Ins/Soc )になったと捉えることもできるかもしれませんね。
・《迷い子、フブルスプ》
:《ノリン》イズムと伝説性を付与したら《エルフの幻想家》を超えました。
まあ《首席議長、ヴァニファール》を使うのが手っ取り早く、逆にそれ以外と実用性に難を抱えますね。流石に《破滅の終焉》《新生化》のような使いきりを使う気にはなれず、《ビビアンのアーク弓》ではある程度の枚数を積まないと実現性があるとは言いづらいが、その枚数積みたい札ではないので・・・。
下だとやはり《出産の殻》。丁度2マナ域はU系だと生け贄にしたいような札もないので丁度いい。《悪意の大梟》が2マナの枠に嵌りますが、これは壁として運用したいので《殻》の生け贄枠には不向きなんですよね。なので非常にありがたい。
次は何を持ってくるのかが重要になりますがね。例えば手札枚数自体は稼げているので《機知の勇者》とか。相手に動いてもらえると助かるので装備品でも担がせるのもいいかもしれません。
・《ボーラスの占い師》
:戻ってきたアド生物。《反復の学部長、ナバン》と一緒に使いたい。
・《テフェリーの時間改変》
:ブリンク系の新種。単に《来世への旅》の青版かと思ってましたがよく見たら対象がパーマネントになってます。もしかして青くなった《ちらつき》?しかも《ちらつき》系の中では初めてのInsではないでしょうかね?
基本的な使い方は大して変わりませんが、《ミラーリ予想》や《練達の魔術師、ナル・メハ》とのコンボを形成することはできます。後者はともかく前者は普通に使える挙動なので《ボーラスの占い師》などを含めて構築するのも手ですね。IがIns回収なので組み合わせれば疑似的な《任務説明》のようにも機能しますね。
また、今回は+の忠誠度能力を持っていないPWも多いので、その意味でも忠誠度を回復させることのできるこれはありがたい
因みに、PWが攻撃をされた場合にちらつかせると別オブジェ扱いなので戦闘ダメージを躱すことができます。
なので疑似的な《濃霧》のようにも機能します。また《ケイヤの誓い》があれば《誓い》自体のCipの再利用だけでなく、相手の攻撃に誘発させてからPWをちらつかせてスカラせる~なんてことも可能です。
元々多芸なブリンク系ですがInsになったことで更にその器用さを増していますね!!
・《灯の分身》
:汎用性が高い《クローン》系は優秀と言う強みと、相手の札を対象にとれず状況均衡能力が落ちた《クローン》系は弱いという2点を抱えた悩ましい札。優秀な札を安定して場に保持できているのなら相当に強力でしょうが、それができる状況なら無理に倍加させなくともカウンターとか構えていればいいのでは?と言う疑問が拭えません。
ただ2種に変身することができるのは確かに便利で、現代には《出産の殻》系も戻ってきているのでその点で1チャンス。また、今回は誘発能力持ちのPWも多いのでその効果を重ねることができるのもありがたい部分でしょうね。
個人的には、+カウンターが置かれた状態で場に出せる点を利用して《台所の嫌がらせ屋》《残忍なレッドキャップ》や《エレンドラ谷の大魔導師》などの「頑強」持ちと併用したいですね。あとは生け贄手段さえあれば∞頑強です。特に後者は色も合う上に生け贄エンジンがなくともハーフロックができるのもいい点ですね。丁度青単色でも生物調達ができる《孵化+不和》も出たことですし。またマナ域も合うので《出産の殻》を使った新しい形も行けますね。瞬殺コンボを作るにはまた別に札も要りますが、それぞれ相応に有用な札なのでコンボのためにデッキパワーを下げる必要がないのがいいところです。
・《永遠神ケフネト》
:前身に比べると除去耐性が変化しマナレシオは落ちたものの、戦闘参加制限がなくなった。また運によるものの継続的なアドを得ることもでき戦闘力もある。ある程度以上Ins/Socがないと機能しないので15~20枚以上は欲しいところで、サイズ的にも中速デッキのフィニッシャー役を熟せそうですね。4点処理に耐えることができるものいい部分。。
ただ、生き残れば強い生物の典型で、確実に除去の的になる上に出戻りに時間がかかることや瞬間的に影響力を発揮できるわけでもないので、正直使い方が難しい、手放しで強い札ではないと思われます。
少なくともIns/Socの一定以上のデッキ内比率、4マナを抵抗なく出せる事、安定して保護することができる事などを要しそうです。可能なら山札操作。追放領域から戻ってくることができるのは強いんですけどね。とりあえずいつでも使える札などと合わせて使いたいので《万全+番人》とかですかね?
下環境で言うと個人的には《反体制魔道士、ケス》を想像しました。カードパワーは高いし実装されることもあるものの定着したか?と言えばそうではないのは周知の事実。
《ケフネト》はサイズも上でターンの表裏でアドを取ることもできる可能性はあるもののランダム性に任せざるを得ず、墓地にある札のように選択的に使えるわけでもない。除去やカウンターなど状況を選ぶ札が捲れても意味がない。中速で場に安定させることができるのなら《精神を刻むもの、ジェイス》でよくないか?などを考えると正直運用は厳しい。
より攻撃的なデッキでの選択肢になるでしょうね。
FaerieStompyの選択肢になるかは構築次第ながら差してPWを使わない/中型を出せるマナ域/CotVの保護と一応の相性はいい。
《渦まく知識》や《巻物棚》との相性は抜群。コピーした札の本体はキャストされないので、任意の札をTopに戻すことで繰り返しそれを利用することができます。特に後者は継続して使えるのでより運用性が高い(複数枚を引いても問題ないし相手ターンに利用可能)。例えば《頑固な否認》や《引き剥がし》《凍氷破》《次元の歪曲》などの妨害手段を繰り返し使うのは面白い。特に《次元の歪曲》は小型処理として青単色で《罰する火》的に使うだけでなく、《ケフネト》をバンプすることもできるのもいいところ。あとは腐りづらいドロー系があるとより良い。《知識の渇望》や《至高の意志》と言う選択肢もあります。《巻物棚》は本来複数枚引きは腐りやすいはずですが、《ケフネト》ならターンの表裏で使用するためにも複数ある方が望ましいし、さらに帰還能力で山札内に戻ってもすぐにこれを利用することで引きこむことができるのもいいところ。と言うかいい所だらけ。
また、《時間のねじれ》などを使うことで∞ターンの達成が可能。まぁこちらは重たいうえに妨害もされやすいので安定はしないのですがね。
・《洞察の絆》
:回収札と考えてもIns/Socの組み合わせで2枚を回収できれば4マナなら十分なコスト。妨害系を回収し更に重ねるControlならば実用的な挙動を取ることができるはず。もちろん墓地を溜めやすいので《アズカンタの探索/水没都市、アズカンタ》へのサポートにもなる。中々に使いやすい。Socであるのでその隙を埋める手段が欲しいところですが、それこそ除去連打する事になりそうですね。
・《流速の媒介者》
:「果敢」と同じ条件で「増殖」を起こせる3マナ2/2生物。
何に使うかはともかく可能性は感じる一枚。
・《議論を呼ぶ計画》
:使い切りながら増殖をシンプルに扱えるのがありがたい。ただ単なるキャントリップと異なりシナジー重視の札なのでどこまでしっかり生かせるのか?
・《終局の始まり》
:打ち消されない瞬足持ちの《マロー》+2ドローと考えればなかなかのマナレシオと言えそうです。
6マナと言うと黎明期の《モハマティ・ジン》から代表されるUの低速コントロールのフィニッシャー枠です。Midrangeで使うには重すぎますし、この札も必然的にそうなるでしょうね。最近だと《奔流の機械巨人》と言う超有用生物がいたので、そちらに比べるとやや落ちますが、上記のようにこの札も決して悪くはありません。
・《永遠衆の天空王》
:重いのは事実ですが、疑似アドは得られるしマナレシオも悪くない。本来動員はサイズが上がりはするもののアドが確定しないのが弱い点だったのですが、回避能力を付与できるのでむしろ強みを出すことができています。
下環境でもゾンビのトークンは多く、色の合う札でも《潮からの蘇生》や「不朽」「永遠」などゾンビを出す札が同色にもあるので可能性は広がります。《陽光鞭の勇者》や《多相面の侍臣》などは相応に質も高く《出産の殻》などと絡めて動くこともできますね。。
・《エイヴンの永遠衆》
:《空中生成エルドラージ》的な動員永遠衆。アドも確定で部族シナジーも作りやすい。特に3マナでゾンビを2体並べることができるのは嬉しいところ。コモンとは思えない素晴らしい性能をしています。
・《ラゾデブの板金》
:保護札として機能させるのが第一だが、同時に本体やPWを護ったりもできる。またアドを失わないなどほかにはない面白さもあります。ある意味ではスペル化した《粘体マンタ》のようなものかもしれませんね。
・《無神経な放逐》
:2マナSocで《分散》+動員1.
Insではないものの《大クラゲ》的なバウンス生物がスペル化したと考えれば2マナSocでも十分な軽さ。あとはどう使うか?
今回は長くなりました。
が、正直レアリティに関係なく優秀な札が多い事多いこと。ここに挙げてないものでも相応の基準で揃っていて、明らかな限定戦専用は殆どない。ビビりました。
昨日も書く予定でしたが、机で寝落ちしましたw
と言うことで正式発売にさえ間に合わなさそうですが、続き続きw
・《神秘を操る者、ジェイス》
:《研究室の偏執狂》の能力を持った4マナ《ジェイス》で初期忠誠度は「4」。
[+1]で《思考掃き》、[-8]で7ドロー+山札なくなっても勝利。なので奥義で忠誠度がなくなってしまっても問題がない。
ほぼほぼ相手に干渉をせず山札を引ききることを目指す、今時珍しい超特化型。中途半端に生物を入れても腐ってしまう低速Controlのフィニッシャーに添えることもできなくもない。
ただ多量ドローコンボのフィニッシャーとしてみると軽くて色拘束も薄くて釣り上げやすい《偏執狂》には劣りますね・・・。
なので「ネクサス」系の様なデッキのフィニッシャーに添えるのもいいでしょう。
[+1]だけでも大体1度で3枚削れるので15回起動ぐらいで勝てるが、奥義や他のドロースペルを使うことでより早くなる。単純計算で山札50枚程度から考えても[+1]×5→[-8]→[+1]×8→[+1]と言ったところでしょうか?まぁ追加ドローした札や落とした札の中に混じる「再活」札で《薬術士の眼識》などを使えばより早くはなるだろうと思われます。
その他ドロー系の《発見》や《任務説明》《洞察の絆》で山札を削りながら有効牌を再利用して徹底して妨害を続けるヘビーコントロールが組めそうです。
下環境ではブロッカーに《鬱外科医》とか入れてみるのも面白いですね。黒もLO手段を豊富に持っている色ですし追加で何か足せるはず。マナ加速要因に使えなくもない《血清の粉末》を利用して、良質な手札を探しつつ最初から山札を削る作戦なんてのも面白いかもしれません。
また《Thought Lash》を入れておくと瞬時に山札を空にできるのでそのまま[+1]で勝利できるコンボの形成ですね。ただ4マナ2種は重たいなぁ・・・。カードパワーも低いし。ただまぁ《Thought Lash》は維持費が何一つ苦にならない上に防御的な時間も稼げるので、単体でそれ以外にやることがないコンボ札よりはよほどましですかね?
・《謎めいた指導者、カズミナ》
:非常に珍しい青単色で何の制約もなくトークンを出せるPW。
個人的には《僧院の包囲》の「カン」と「龍」を合わせた上位種のような印象ですね。またはコンボがない代わりに使いやすくなった《狡猾な漂流者、ジェイス》の上位種。
使いやすい札には変わりないものの単独では支配力も膠着的影響力もないので他サポート札があるかどうかに掛かっています。
保護性能も考えれば《守護ウィザード》《非凡な虚空魔道士》などの部族支援に使うかFaerieStompyにぶち込んで相手にManadenialをしながら装備品を担がせるルーターとしてなら機能しそうです。あのデッキも《戦利品の魔道士》を利用したBlade注力戦略を取ることもでき、ついでにWizardにもなるので結構向いているはず。
・《覆いを割く者、ナーセット》
:PW化した《トレストの使者、レオヴォルド》。相手依存だったアド手段が能動的に。ドロー性能も有用なので自分を守る手段の調達も段違いです。また色拘束も薄いので色々なデッキに試行でき、《ガイアー岬の療養所》を合わせたお手軽ハンデスを簡単に組み込めます。生物でもないのでやや除去されにくく、かつ一方的制限で複数積みもしやすい。忠誠度を回復させる要素がないので使い捨てになりますが、自身の能力で後続の《ナーセット》を引き込めますし、《意志の力/FoW》で切ること可能。
《レオヴォルド》などはあまり使われないない現状ですが、ここまで色拘束も薄く即アドも取れるのなら採用するデッキが表れても不思議ではありませんね。
一応《レオヴォルド》から劣っている点としては単体では勝ち手段になれない点やGSZで調達できない点でしょうかね。物量に弱いのも事実ですし。
単体で勝てるものではありませんが、極めて強力で、環境にUが多いほど有用性が高まります。特に《選択》や《思考掃き》ではなく《渦まく知識》《思案》《定業》などが主なEternalでは有能な札ですね。
同じくUに強い《時を解す者、テフェリー》《支配の片腕、ジェイス》に比べ、妨害は常在能力のみであるものの、こちらはその分単独でアドバンテージを稼ぐことができるのが売りですね。また効果が汎用的であり相手に対しても自分に対しても腐ることがほとんどない。ただ3マナSoc挙動は隙が大きいので他に壁になる要素がある方が望ましいですね。
アンコモンとは思えない強力な札です。
・《ナーセットの逆転》
:《差し戻し》と《双つ術》の中間のような札。正直やりたいことが散らかっていて且つ中途半端で使いづらい。ですが、相手にマナ以外を要求するような札に対して、例えば相手の《祖先の幻視》の待機明けを狙ったり、《安堵の再開》をコピーしたりすると面白い。
また《任務説明》などの使いまわしよう水増し札の順番が逆( Ins/Soc→使いまわし札 から 使いまわし札→Ins/Soc )になったと捉えることもできるかもしれませんね。
・《迷い子、フブルスプ》
:《ノリン》イズムと伝説性を付与したら《エルフの幻想家》を超えました。
まあ《首席議長、ヴァニファール》を使うのが手っ取り早く、逆にそれ以外と実用性に難を抱えますね。流石に《破滅の終焉》《新生化》のような使いきりを使う気にはなれず、《ビビアンのアーク弓》ではある程度の枚数を積まないと実現性があるとは言いづらいが、その枚数積みたい札ではないので・・・。
下だとやはり《出産の殻》。丁度2マナ域はU系だと生け贄にしたいような札もないので丁度いい。《悪意の大梟》が2マナの枠に嵌りますが、これは壁として運用したいので《殻》の生け贄枠には不向きなんですよね。なので非常にありがたい。
次は何を持ってくるのかが重要になりますがね。例えば手札枚数自体は稼げているので《機知の勇者》とか。相手に動いてもらえると助かるので装備品でも担がせるのもいいかもしれません。
・《ボーラスの占い師》
:戻ってきたアド生物。《反復の学部長、ナバン》と一緒に使いたい。
・《テフェリーの時間改変》
:ブリンク系の新種。単に《来世への旅》の青版かと思ってましたがよく見たら対象がパーマネントになってます。もしかして青くなった《ちらつき》?しかも《ちらつき》系の中では初めてのInsではないでしょうかね?
基本的な使い方は大して変わりませんが、《ミラーリ予想》や《練達の魔術師、ナル・メハ》とのコンボを形成することはできます。後者はともかく前者は普通に使える挙動なので《ボーラスの占い師》などを含めて構築するのも手ですね。IがIns回収なので組み合わせれば疑似的な《任務説明》のようにも機能しますね。
また、今回は+の忠誠度能力を持っていないPWも多いので、その意味でも忠誠度を回復させることのできるこれはありがたい
因みに、PWが攻撃をされた場合にちらつかせると別オブジェ扱いなので戦闘ダメージを躱すことができます。
なので疑似的な《濃霧》のようにも機能します。また《ケイヤの誓い》があれば《誓い》自体のCipの再利用だけでなく、相手の攻撃に誘発させてからPWをちらつかせてスカラせる~なんてことも可能です。
元々多芸なブリンク系ですがInsになったことで更にその器用さを増していますね!!
・《灯の分身》
:汎用性が高い《クローン》系は優秀と言う強みと、相手の札を対象にとれず状況均衡能力が落ちた《クローン》系は弱いという2点を抱えた悩ましい札。優秀な札を安定して場に保持できているのなら相当に強力でしょうが、それができる状況なら無理に倍加させなくともカウンターとか構えていればいいのでは?と言う疑問が拭えません。
ただ2種に変身することができるのは確かに便利で、現代には《出産の殻》系も戻ってきているのでその点で1チャンス。また、今回は誘発能力持ちのPWも多いのでその効果を重ねることができるのもありがたい部分でしょうね。
個人的には、+カウンターが置かれた状態で場に出せる点を利用して《台所の嫌がらせ屋》《残忍なレッドキャップ》や《エレンドラ谷の大魔導師》などの「頑強」持ちと併用したいですね。あとは生け贄手段さえあれば∞頑強です。特に後者は色も合う上に生け贄エンジンがなくともハーフロックができるのもいい点ですね。丁度青単色でも生物調達ができる《孵化+不和》も出たことですし。またマナ域も合うので《出産の殻》を使った新しい形も行けますね。瞬殺コンボを作るにはまた別に札も要りますが、それぞれ相応に有用な札なのでコンボのためにデッキパワーを下げる必要がないのがいいところです。
・《永遠神ケフネト》
:前身に比べると除去耐性が変化しマナレシオは落ちたものの、戦闘参加制限がなくなった。また運によるものの継続的なアドを得ることもでき戦闘力もある。ある程度以上Ins/Socがないと機能しないので15~20枚以上は欲しいところで、サイズ的にも中速デッキのフィニッシャー役を熟せそうですね。4点処理に耐えることができるものいい部分。。
ただ、生き残れば強い生物の典型で、確実に除去の的になる上に出戻りに時間がかかることや瞬間的に影響力を発揮できるわけでもないので、正直使い方が難しい、手放しで強い札ではないと思われます。
少なくともIns/Socの一定以上のデッキ内比率、4マナを抵抗なく出せる事、安定して保護することができる事などを要しそうです。可能なら山札操作。追放領域から戻ってくることができるのは強いんですけどね。とりあえずいつでも使える札などと合わせて使いたいので《万全+番人》とかですかね?
下環境で言うと個人的には《反体制魔道士、ケス》を想像しました。カードパワーは高いし実装されることもあるものの定着したか?と言えばそうではないのは周知の事実。
《ケフネト》はサイズも上でターンの表裏でアドを取ることもできる可能性はあるもののランダム性に任せざるを得ず、墓地にある札のように選択的に使えるわけでもない。除去やカウンターなど状況を選ぶ札が捲れても意味がない。中速で場に安定させることができるのなら《精神を刻むもの、ジェイス》でよくないか?などを考えると正直運用は厳しい。
より攻撃的なデッキでの選択肢になるでしょうね。
FaerieStompyの選択肢になるかは構築次第ながら差してPWを使わない/中型を出せるマナ域/CotVの保護と一応の相性はいい。
《渦まく知識》や《巻物棚》との相性は抜群。コピーした札の本体はキャストされないので、任意の札をTopに戻すことで繰り返しそれを利用することができます。特に後者は継続して使えるのでより運用性が高い(複数枚を引いても問題ないし相手ターンに利用可能)。例えば《頑固な否認》や《引き剥がし》《凍氷破》《次元の歪曲》などの妨害手段を繰り返し使うのは面白い。特に《次元の歪曲》は小型処理として青単色で《罰する火》的に使うだけでなく、《ケフネト》をバンプすることもできるのもいいところ。あとは腐りづらいドロー系があるとより良い。《知識の渇望》や《至高の意志》と言う選択肢もあります。《巻物棚》は本来複数枚引きは腐りやすいはずですが、《ケフネト》ならターンの表裏で使用するためにも複数ある方が望ましいし、さらに帰還能力で山札内に戻ってもすぐにこれを利用することで引きこむことができるのもいいところ。と言うかいい所だらけ。
また、《時間のねじれ》などを使うことで∞ターンの達成が可能。まぁこちらは重たいうえに妨害もされやすいので安定はしないのですがね。
・《洞察の絆》
:回収札と考えてもIns/Socの組み合わせで2枚を回収できれば4マナなら十分なコスト。妨害系を回収し更に重ねるControlならば実用的な挙動を取ることができるはず。もちろん墓地を溜めやすいので《アズカンタの探索/水没都市、アズカンタ》へのサポートにもなる。中々に使いやすい。Socであるのでその隙を埋める手段が欲しいところですが、それこそ除去連打する事になりそうですね。
・《流速の媒介者》
:「果敢」と同じ条件で「増殖」を起こせる3マナ2/2生物。
何に使うかはともかく可能性は感じる一枚。
・《議論を呼ぶ計画》
:使い切りながら増殖をシンプルに扱えるのがありがたい。ただ単なるキャントリップと異なりシナジー重視の札なのでどこまでしっかり生かせるのか?
・《終局の始まり》
:打ち消されない瞬足持ちの《マロー》+2ドローと考えればなかなかのマナレシオと言えそうです。
6マナと言うと黎明期の《モハマティ・ジン》から代表されるUの低速コントロールのフィニッシャー枠です。Midrangeで使うには重すぎますし、この札も必然的にそうなるでしょうね。最近だと《奔流の機械巨人》と言う超有用生物がいたので、そちらに比べるとやや落ちますが、上記のようにこの札も決して悪くはありません。
・《永遠衆の天空王》
:重いのは事実ですが、疑似アドは得られるしマナレシオも悪くない。本来動員はサイズが上がりはするもののアドが確定しないのが弱い点だったのですが、回避能力を付与できるのでむしろ強みを出すことができています。
下環境でもゾンビのトークンは多く、色の合う札でも《潮からの蘇生》や「不朽」「永遠」などゾンビを出す札が同色にもあるので可能性は広がります。《陽光鞭の勇者》や《多相面の侍臣》などは相応に質も高く《出産の殻》などと絡めて動くこともできますね。。
・《エイヴンの永遠衆》
:《空中生成エルドラージ》的な動員永遠衆。アドも確定で部族シナジーも作りやすい。特に3マナでゾンビを2体並べることができるのは嬉しいところ。コモンとは思えない素晴らしい性能をしています。
・《ラゾデブの板金》
:保護札として機能させるのが第一だが、同時に本体やPWを護ったりもできる。またアドを失わないなどほかにはない面白さもあります。ある意味ではスペル化した《粘体マンタ》のようなものかもしれませんね。
・《無神経な放逐》
:2マナSocで《分散》+動員1.
Insではないものの《大クラゲ》的なバウンス生物がスペル化したと考えれば2マナSocでも十分な軽さ。あとはどう使うか?
今回は長くなりました。
が、正直レアリティに関係なく優秀な札が多い事多いこと。ここに挙げてないものでも相応の基準で揃っていて、明らかな限定戦専用は殆どない。ビビりました。
コメント
確かに課税対象が半端なのは致命的ではないものの悩ましい事実ですよね。サイズで圧倒する構築をするわけでもないですし、それならそもそもトークン生成とか装備品とか関係ないですし。
個人的には1~2枚さしておく程度でいいのではないか?と思います。
トークンを出してもどのみち補強は必要なものですし中心に添えるほどのカードパワーは感じませんね。