WAR)新カード雑感その十 土地とカーン
WAR)新カード雑感その十 土地とカーン
WAR)新カード雑感その十 土地とカーン
皆さん、こんにちは。しもべです。


 前回ラストとか書いてたのですが、土地書き忘れているという致命的な部分に気が付いたので、続きですw

・《爆発域》
:実質的に土地化した《漸増爆弾》と言えます。
重めの札を爆破するのは難しいものの、それでも土地枠で置物の処理ができるのは非常に便利。特に低マナ域環境であるEternalでは機能させやすい。しかも打ち消されることもあまりないという素晴らしさ。重さ遅さはあるものの、土地枠に入れることができるのですしごちゃごちゃ言っても仕方なし。
特に《輪作》や《聖遺の騎士》があれば任意での調達もでき、それらを経由して実質4マナで即1マナ域を爆破できるの非常に素晴らしいですね。個人的には1~2マナに対して機能するだけでも十二分に価値があると思います。DoS、Elves、Maverickに《死の影》《プテラマンダー》に《若き紅蓮術師》《悪意の大梟》《タルモゴイフ》etc
一応PWに対しても機能できますが、そちらはミシュランもあるのでどちらがいいかは一長一短ですね。
《浄土からの生命》《世界のるつぼ》《ラムナプの採掘者》などで使いまわせるとより強力で、LandsやMaverickは除去能力に乏しいのでそれがあるのもありがたい。ただ前者は《罰する火》と《イス卿の迷路》が既に在るので、一々これを利用する必要があるのか、どこまで強いのかは不明です。

 着地時にカウンターを持っていることは一長一短でもあり、その場で即起動して1マナ域を吹き飛ばせますが、減らす能力を持たないので代わりに0マナ域の処理が難しく0マナの置物やトークン処理がほぼできません。
これは本家《漸増爆弾》との比較でも重要な部分ですね。同時にマナさえあれば一気にカウンターを多数置ける《爆発域》に対し、《漸増爆弾》は1個ずつしか置けないので目的地が遠い場合は不利ですがマナはかからない。そして着地時から0マナ処理も可能とそれぞれに一長一短ですね。

 一応、0マナ域を処理する方法はないわけではなく、《魔力の導管》《呪詛の寄生虫》《薬の走り手》《厳粛》などを使うことでカウンターを減らすことは可能です。ただ、実用的とは言い難いですね。
まぁどこまで行っても所詮は土地。そこまでを求めるのは酷でしょうし、するべきでもないでしょう。土地でこれだけできるだけでも十二分です。

 かつてのRUG Delverなら大半の1マナ域と《もみ消し》《不毛の大地》と言う殺るか殺られるかの熱い戦いを見ることができたのに、今はそういったことが成立しづらいのは残念。《プテラマンダー》を利用したUR系に期待。


・《出現領域》
:(1+T)+生け贄で、時限的に自分のスペルにフラッシュを付与することができる。
Soc挙動ゆえに・・・と言われていた札の多くに1チャンスを与えることができるのは面白い。特にJunkにとっては《思考囲い》や《集団的蛮行》などからIns速度でハンデスができるようになるのがうれしいところ。対Miraclesについて「奇跡」札の誘発にハンデスを重ねることもできるようになる。重たいが例えば《大災厄》などがあればSnT系にも対処可能。
もちろん打ち消された場合アドロスも含めて非常につらいのだが、どのみち奇跡スペルを通されている時点で勝ちの目は一気に薄くなるので、それを思えばないよりはましだろう。また《聖遺の騎士》の価値が上がってしまった。貴重な妨害手段の《歪める嘆き》とともに活用できるかもしれません。
使わないでしょうけどねw



これで、感想は本当に終了。
で、書いた後もちょこちょこ追記とかはしていっているのですが、ちょっと《カーン》に対しては抜けが多いのでこちらで追記。

 《大いなる創造者、カーン》はEternalなら余裕で1~2t目の着地が十分に可能であり、あとはどう使うのか?と言う事でした。
で、今のところ最も名前が挙がるのは《マイコシンスの格子》。今更なので書くこともしませんが、その後の相手のキャストや起動能力を封じる強力なロックです。ただ盤面に干渉できない点とコストが重たい点が気にかかります。
前者は《カーン》の保護や[+1]のクロックを通す意味でも[-2]でサーチしてくるのもいいはず。その後に《格子》を持ってこればいいだけで初期忠誠度から連打できる利点を生かせますね。対して、マナソースの調達は流石に微妙・・・。
まぁでも実質1枚コンボですし、サイドボードに置いておくだけなので枠も最低限なので致し方なし?

 で、これ以外に何かサーチするものが無いか?と考えました。
それは《罠の橋》であったり《丸砥石》+《絵描きの召使い》であったりは前回述べた通り。ではこのほかには?で、考えていた時に他の記事で見たのが《領事の旗艦、スカイソブリン》。
盤面干渉ができ、更に[+1]で生物化できれば搭乗者抜きで活用できるということだそうです。確かにCMCが大きいお陰で[+1]でも十分な脅威ですね。これを調達しつつ、他の保護札などを調達しうるのもいい所。
ただ、個人的にはそれと同時に気に入ったのが5マナと言う事。
最速挙動として
1t目2マナ土地→《厳かなモノリス》→《通電式キー》→《カーン》
となって、2t目に2マナ土地を置ければそのまま6マナになるわけですが、当然ですが、そうはならないことも往々にしてあるはず。と言うか寧ろそちらの可能性の方が高く、ではその5マナしか出ないであろう初手の場合に何を[-2]で持ってくるのか?と言うことを以前から考えていたので、ここの枠に当てはまりうるこの札は非常に有用ですね。

 そして最後に思い付いたのが《液鋼の塗膜》。
シンプルに相手の土地をこれでAtfに変えた後に《カーン》で[+1]することで継続的な土地破壊を行おうというわけです。
正直、先手最速挙動で《カーン》を出せる場合[-2]で持ってくるのは《格子》よりもこの《塗膜》の方が安定するのでは?と思わなくもない。こちらならマナが足りずに出せないということもないでしょうしね。あとは《三なる宝球》とかで蓋をしながら継続的に土地を破壊するだけで十分だと思います。
まぁすでに盤上に展開している土地などを一斉に封じるのは《格子》の方がいいので使い分けもできるわけですが、サイドにそんなに枠はありませんので単体で役に立たないものはあまり入れたくはないですよね。それに土地の展開量の少ないEternalでは《三なる宝球》が置いてあるだけでも十分拘束はできているので、そこから順次土地を削っていくのは中盤以降でも相応に機能すると思われます。
と言うことで先手2t目から延々と相手の土地を破壊しつくしたいですね。

 他にもいろいろと対象はありそうなカーン。
色々とカードパワーの高い札が出ている灯争対戦ですが、この《カーン》が群を抜いて弄り甲斐がありそうです。


コメント

ハイバネ
ハイバネ
2019年5月5日0:09

丁度ヴィンテージの茶単同士でカーンを出されましたが、やはり一方的なヌルロッドは効きますね。プラスでMOXを割られたり、煙突が4/4で走ってきたりと本家カーン同様の動きも健在です。

爆発域は個人的には茶単がヌルロッドや石のような静寂を割る手段を得たと思うと革新的ですね(不毛さえされなければ...)。

しもべの一人、H
2019年5月5日19:00

>ハイバネさん
コメントありがとうございます。

 一方的で卑怯ですよね~。
個人的には強力無比ではあって使いやすいのですが、同じルール強制の中で自分なりの構築やプレイングで躱そうという工夫の余地がなくなってしまうので好きではないのですが・・・。
で、カーンの話に戻りますが、相手への妨害札になりつつクロックを供給できる、しかも除去されるリスクが高まった生物化した妨害札というものではなく、任意のAtfを断続的に生物化させるのでこれまでの生物化におけるリスクがほとんどないんですよね。こいつほんと強いと思います。Vinateはますます殺伐とした世界になりそうですね。

 爆発域は基本的には1~2マナを対象にしたいのですが、やはり2マナ以降へのチャージ時間がネックになりますね。贅沢を言い過ぎなのでしょうが。
爆発域を保護するために《不毛》で《不毛》を割る不毛な戦いが起こりそうです。ある意味相手の土地基盤を破壊するためにばかり使われていた不毛の働き方改革なのかもしれませんね。

pao
2019年5月9日12:44

既に海外サイトの記事にもなっていますが、スタンダードでパルヘリオンⅡを無理矢理テイクオフさせるデッキが組めるそうです。

しもべの一人、H
2019年5月11日9:10

>paoさん
コメントありがとうございます。

パルヘリオンⅡは強力なんですが、重さに対してコストや除去耐性に難が多すぎるのがもったいないですよね~。ただ《カーン》で生物化できた場合1度の攻撃で16打点を単体で叩き出す様は圧巻。もっとスマートな方法があると1チャンスかな?と考えています。

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