今季のアニメの感想:マクロス⊿ 
今季のアニメの感想:マクロス⊿ 
今季のアニメの感想:マクロス⊿ 
みなさん、こんばんは。しもべです。


 今季のアニメも終わりを迎えロボオタの私の闘いも一先ず終わりを迎え、そしてすぐに始まりそうですww
とりあえず見てたアニメの感想でも挙げましょうかね。

・マクロス⊿
:開始前の予想通り「微妙」と言うのが全話観終わっての感想・・・。


 最大の懸念部分だった歌姫→アイドルユニットの懸念も的中。
個としての存在感が薄れ集団と言う単位になったので「歌姫」としての存在感が希釈。
歌に関してもほぼ同様。個人の好悪が有るので何とも言えないのですが、正直何処かで聞いたことの有るような凡庸な曲が増えた気がします。楽曲自体は悪くないとは思います。ただ、シリーズでは何だかんだお気に入りの曲は一つは見つかるのにそれが無かったので印象が悪くなっているのかもしれません。Fの2人は好き嫌いは横に置いておくとしてもキャッチーな曲やインパクトのある曲が多かったので。そしてその歌自体も楽曲数が少なくない? 
それでも、想定していたよりも遥かにこの部分の被害は少なかったように思います。他を犠牲にした事で。

 一番悪かったのはアイドルに尺を割いたお陰で、割を喰らったロボット/パイロットたち。
正直最後までほぼ見せ場が無い隊長とチャック。敵軍の奴らと合わせて、いてもいなくてもほぼ問題ない。肝心の戦闘の部分は死神君+白騎士+主人公の3人でほぼ成り立つ。こいつらの戦闘は面白かったのですが、他の存在感が薄すぎて戦隊物/チームでの集団戦と言う前提が崩壊。アルドノア・ゼロとほぼ同じ(と言うか戦術が機能してない分全体的にはアルドノア未満)。
ミラージュに至ってはジーナスの名前を使う意味が有るのかと言うほどヘボ兼踏み台。
 空戦描写こそ面白い部分は多かった(Fよりも確実に進歩してる)のですが、上述のようにタイマンを描いているだけで広がりが無い。途中からは歌ブーストだけ。
そして、中盤から歌と言う最強兵器が投入されたお陰で個の戦闘単位がほぼ意味を為さなくなり、最後の砦の戦闘描写も激減、無価値化。金が無いのか何なのか知りませんが、大半がファイターでドッグファイトしているだけで、バトロイドもガウォークもほぼ使わないせいでその戦闘描写すらも中盤以降は陳腐化した印象。インメルマンダンスはどこに消えたの?勿体無い・・・。
モンスター級やマクロス級などは、主要のバルキリー乗りの面子にすら尺が無いのだから言わずもがな。クァドラン級は存在自体が消滅。
と言う事で戦闘も全体的には微妙。

 ストーリーも中盤以降は、話を進めるのが主体なお陰で、メインである歌・アイドル関連の尺が激増。説明・お話会ばかり。
残りの面子はストーリーにもいるだけレベル。
その中身では、人対人の折角の構図も、味方側がアホ過ぎる(どう考えても成功しない、人員無し・適正無しの面子戦力で無謀な作戦をしては失敗の繰り返し。時には状況を悪化させる)、敵側が屑過ぎる(作中の行いが糞過ぎて根絶やしにされても文句言えない)ので正直辟易。見ているのが苦痛一歩手前。
逆境や難敵に挑む姿を描くにしてももう少しなかったのかと?
 更に数少ないスポットライトが当たる主人公が自分勝手で向こう見ずで考えが浅い極めてダメなキャラ造形。軍属の癖に嫌なことしない訓練しない命令聞かないとかホントなめてる。センスは別としても、歌ブーストが無ければパイロットとしてもそこそこ程度で、コイツの技量と戦績でなんで「メッサーの代わりは俺が~(キリッ」とか言えるんだよ、と。ハヤテで良かった部分はフレイア関連と三角関係にきっちり結論を出した事くらい。残りかすは前述通りいなくともいい奴らが大半。

 敵側は正直シリーズ最低。
過去の遺産や被害者云々の主張は納得は兎も角理解は出来ます。が、文字通りの選民思想。同時に無関係の他星系を巻き込み、一般市民にまで手を出してヴァール化させ殺しまくり。その後は洗脳して戦争の手駒として使う。勝手に自分たちには権利が有るからと銀河全体にむちゃくちゃやって、いざ攻撃されたら被害者面。そして終始ロイドの手の平で転がされた後、最終的に悪役をその眼鏡だけに押し付け逃走。
戦争の落とし前どうつけるの?
統合軍が糞なので致し方ない部分は有りますが擁護の仕様も無い。

 最後は、レディ.Mや最終的な戦争の着地点なども要回収の部分を多数残したままの終り。眼鏡は話畳むためだけに悪役にされて可哀想だった。しかもやろうとしている事はプラスのシャロンアップルやFのヴァジュラを利用した奴らの焼き直し。
雑な終り方は流石河森監督。
戦闘も話も後半は急激に劣化して行った気がします。
正直「マクロス」シリーズでなければ最後まで見続けていなかった。Fから尖った部分だけを抜いて凡庸な作品になった感じです。


 只見るべき物も有るにはあッたとも思います。
序盤は主人公、全体を通してはウィダミアが好き勝手をし通す胸糞ではありますが、シリーズの根幹である「歌」に対する新しい定義が与えられたことや、欠片も期待していなかったアイドルの面子が尺を割かれている分、キャラクターとしては強くなり相応に良いキャラ・交流が多かった事。「歌姫」としては輝きは今一つでも作中では常に中心にいた。特に全体を通しての三雲さんの話の扱いは中々。主人公達が話の真ん中にいないのも珍しい?
 恋愛描写も主人公達の三角関係のみであり、シンプル。
変わった奴?→認め合う友達→相手を優先してしまう大切な存在→自分の気持ちを偽らず受入れ相手と正面から向き合う~と過程と時間を踏んでいたので。この部分はまた無意識ハーレムか軟弱系?かと最初辟易していましたが、予想外に真面な描写と過程でしたね。上述しましたがここだけはハヤテに魅力を感じました。16話?の誕生日イベントは惚れますね。
まぁ実際の所は終始ミラージュが蚊帳の外で女二人で勝手に三角関係にしてただけで、ハヤテは常に一方を向いていましたが(考えてみればFもアルトとシェリルの周りでランカが勝手に騒いでいただけだし、7は言わずもがな、なのでこんなものですかね?)。ミラージュは恋愛描写も過程は不鮮明で不足気味。本当に、ミラージュは戦闘方面でも恋愛方面でも報われなくて可哀想。 フレイアは正直あまり好きじゃない能天気元気娘系のキャラ造形だったので期待していなかったのですが、重たい人種設定と自身の歌声の悪い側面に悩まされながらも、その苦悩と共に前に進み続けた姿は好感。この子だけ背景設定重すぎる。
 ついでにヒロシさんは中々好み。
あの手の灰汁の強い美味しい所だけ吸っていく戦争商人がいる方が劇が映える。まぁ戦争を肥大化させた戦犯の一人ですがねw
 最後の決戦が、相手の本拠地を攻め落とすのではなく、自分たちの大切な場所を取り戻すと言うのも好き。
主人公達が軍人ではなく、軍属であり、立場の違いを描写する事も出来ていましたしね。

 ガチで良かったのは死神君関連の10話[閃光のAXIA]を含めた数話。ストーリーも戦闘描写も個人的には完璧。むせましたね、ほんと。あれが有るから最後まで耐えられた。
ドラケンも格好良かった。


 磨けば光る部分は多そうなのに、話の構成でむちゃくちゃにされた印象。
当初は1クールの予定だったとの話も聞きますが、その悪影響なのでしょうかね特に後半がつまらないのは? そんな初代リスペクトは要らん・・・。
もうロボ要素要らん。歌だけでいいですがな。主役はワルキューレですがな。アイドルアニメですがね。

 GレコやVVVレベルのギリギリ一歩手前。アルジェボルンやコメットルシファーよりはマシ。戦闘は極めてつまらなかったけど、ネタの多さと盛り上がりドコロの多さで同監督?のアクエリオンロゴスの方が作品としてはマシに思えます。ちゃぶ台返しや設定の分投げをするならあれくらい大雑把の方が諦めもつく。キャラも少ない分、生き生きしていましたしね。

次はマクロスどうするのかな・・・。



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