レガシー) 今週のSCGの結果 これが新年の力か(;゙゚’ω゚’):
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 皆さん、こんばんは。しもべです。


 楽しかった(?)連休も終わり、日本各地で阿鼻叫喚が巻き起こっているけふこの頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
何はともあれ、これからまた一年よろしくお願いいたします。


 さて、今日は恒例のSCG Legacy Openシリーズです。
今回はCOLUMBUSで行われました。
早速、見ていきます。

 まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130106_columbus.html

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2012-12-30&end_date=2013-01-06&start=1&finish=16&event_ID=20&city=Columbus&state=OH&country=US


 優勝はRiley Curran氏のElvesです!!

え、エルフです・・。

何だって~!?

エルフです。


Top8(上から1位→8位)
Elves
BUG
OmniTell
Reanimator
Jund
Belcher
Esper SfM
RUG Delver

Top16(上から9位→16位)
MUD
UW SfM
UR Delver
Painted Stone
Nic Fit
Maverick
OmniTell


 と言う結果です。
ここ最近は色々なデッキは居ても、基本的に「U系のクロックパーミとコントロール+その他」で占められていましたが、今回は本当の意味で様々なデッキがいますね。
特に、ここ最近は鳴りを潜めていたCombo勢力が相応の数を占めています。
これは新年だからはっちゃけたのでしょうか?
それともメタの揺れ戻しでしょうか?


ここから先は気になったデッキを個別に見ていきます。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52083
 まずは、優勝したRiley Curran氏のElvesです。

 エルフはここ最近細々と上位に顔を出していましたが、それでも優勝は記憶にある限り最近では唯一の事例。
驚きましたね。
元々速度では部族でもピカ一だったので決して弱いデッキでは無いのですが、打点がコンボパーツでもあるにもかかわらず、超小粒なため丁寧に除去をされると厳しい事が多く、除去に溢れた環境ではなかなか日の目を見る事が出来ませんでしたね。

 構成を見ていくと・・・良くは判らないんですがw
土地が多めですね。
TC Deckなんかのサイトでは14~16なんて構成が多いですが、このデッキは《ドライアドの東屋》を含め18枚です。
 但し、多いのは飽くまでフェッチであり、マナを生む土地はどちらかと言うと少なめになっています。
面白いのは《輪作》
これにより、《ガイア揺籃の地》へのアクセス力を高めているため爆発力を上げていますね。
(採用はされていませんでしたが、《Karakus》なんかのサイドオプションも選択出来るようになりますね。)

 フェッチを増やした背景にはRtRからの贈り物《死儀礼のシャーマン/DrS》の存在があるのでしょうね。
今やどこを向いてもDrS!DrS!!ですが、コイツのマナ能力を活かす関係上、相手への依存度を下げる為にフェッチを増やしたのでしょうね。
また、《輪作》はDrSの弾補充+カラー供給にもなる為いい潤滑油ですね。
コンボパーツが一際脆弱なエルフですが、1点除去で薙ぎ払われないコイツの存在はデッキの光明足りえますね。

 一時期ほどの勢いはないとはいえ、AVRの勝ち組《孔蹄のビヒモス》もデッキの爆発力を挙げました。
今まで、《大祖始》にしろ《威厳の魔力》にしろ素晴らしい魅力を持っていた物の、どうしてもフィニッシュへのタイムラグがありました。
が、このビヒモスさんは呼び出したその時点でほぼ勝ち確定の代物です。
単体除去ではどうにもならず、メインからの除去では環境《終末》ぐらいしか敵はいません。
《自然の秩序》の凶悪性が遥かに益しましたねw
今までは《鏡の精体》が使われていましたが、よりスムーズに回るようになった点も素晴らしい。

 サイドは定番の《アメジストのとげ》は不採用ですね。
ここの所、Stormコンボも増えているので出番はあると思うのですが・・・。
 代わりに入っているのが《突然の衰微》2枚。
この2枚も含め、置物除去・盤面干渉に力を入れているサイドボードの様です。


 今週のDeckTechにてChris Andersenによる紹介もされています。
気になる方は拝聴してみては如何でしょうか(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_elves_with_chris_and.html)。
 余談ですが、GP Denberで行われたLegacyの大会でもTop8中5位(Matthew L Nass氏)にElvesが入っており、構成・思想が似た内容です。
こちらでもDeckTechが小文で書かれています(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpden13/welcome#3)ので気になった方はご一読を。
今Elvesが熱い!?
 


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52110
 2位、Kevein Gerhart氏の続唱BUGです。

 様々なタイプに溢れたBUGですが、今週は続唱型が結果を残しました。
所謂中速コントロールタイプですが、《Hymn to Tourach》《祖先の幻視》《悪意の大梟》《断片無き工作員》《精神を刻む者、ジェイス》等でひたすらアドバンテージを積み重ねていくタイプですね。
また、珍しい事にメインに打消しは零。
除去も少なめです。
アド差で圧倒する事を念頭に置き、構えるよりも攻める事を念頭に置いているようです。

 サイドは除去が中心です。
打消しはFoW4枚のみ。
コンボが未だ少ない環境では不要だという事でしょうか?
GP DenberでのJundの記事にてPat氏が「FoWなんてメインに要らないよwwって言っていますがね・・・。」


 因みに、様々なタイプがある事は述べたBUGですが、この事は今回のQuick Questionのテーマにもなっています。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/quick_question_which_bug_varia.html



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52089
 3位、Peter Johnson氏のOmniTellです。

 相変わらず日陰なTopメタコンボSnT系で久々のTop4です。
最近メタられる事が減ってきたのかまた少しずつ数を増やしてます。

 デッキ構成はコントロール型SnTです。
土地を増やし、JtMsを加え、コンボ以外での勝ち筋を残そうとしたタイプですね。
完全に駆逐される前に一時的に数を増やした型です。

 また、このデッキは基本に忠実にtGにより《緊急時》を使用できるようになっています。
ここ最近は減っていたコイツですが、理由はなんだったんですかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52088
 4位、Hunter Sumpter氏のReanimatorです。

 特に語る事は無い為割愛。
基本に忠実な作り。
敢えて言うのなら、環境に寄せて歪ませた形では無く、只々基本的な事を注視した形に思えます。
(専門家の意見は判りませんが)(まぁ、生物は気持ち多め)

 しかし、ここ最近は一撃系コンボはすっかり放逐されている感じでしたが、SnTにしろ、Belcherにしろ今回は豊作ですね。
特にRtR以降メインから墓地対策が増えてSnT以上に苦境に立たされていたReanimatorが上がってきたのは意外でした。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52092
 9位、Brendan Sheridan氏のMUDです。

 最近は基本的にはウェルダー型だったり、テゼレットに食われたり、していましたが、純粋なMUD型です。
ただ、特徴的なカードをいくつか仕込んでいます。
まず、《千年霊薬》の存在。
基本的には、入れるとしたら《稲妻のすね当て》になるのですが、これが取られています。
同じ速攻を与えるにしても、2マナ設置+「被覆」付与ですね当てはコンバット重視
霊薬は3マナ設置で少々重いものの、装備の隙が無く、1マナで生物をアンタップ出来る為、起動能力の有効利用がしやすいですね。
もちろん警戒を与えるだけでも十分ですが。

 また中重量級スタッフには基本的には《威圧の杖》が用いられますが、これには《ニンの杖》が用いられています。
マナを掛けずとも効力を持つため、他にマナの利用先上がるのならこれも選択肢となるでしょう。
しかし、そもそも威圧の杖は膨大(準無限)なマナを生んで使用する事が前提であるため、基本の運用思想が全くと言っていいほど異なっていますね。
そう考えると、すね当ての枚数も少ないですし、《金属細工師》なんて居なくてもゲームが進められることが基本コンセプトなデッキなのかもしれません。

 《埋もれた廃墟》も良いですね。
呪文ではない為、高確率で機能します。
後半で使用先の無い土地の運用法としては素晴らしいです。

 ファッティが多めに取ってありますが、それ以外にもフィニッシャーには《解放された者、カーン》が用いられています。
多方向の勝ち手段を用意するには良いですね。

 サイドも面白いですね。
《伝染病エンジン》がまず珍しい。
重いとはいえ、ビートダウンへの制圧力はかなり高く、増植×2はカーンを一、自分への色々な恩恵が期待できます。
 《前兆の機械》も異色を出していますね。
基本Top勝負はデッキパワーが上のデッキが有利が付くので、捲り合戦に強制で持っていくこのカードは有利な場で出せれば勝負を決めれます。
また、単純にプレイヤーのドローを禁止するのでドローが多いU系デッキにはかなりの痛手になりますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52093
 10位、Kurtis Droge氏のUW SfMです。

 コントロール型が主流な昨今のSfM業界。UWならば準ヘビーコントロールデッキになりがちですが、このDroge氏のそれはテンポ型デッキですね。
少し前にはやった形に見えます。
《石鍛冶の神秘家》《呪文すべりのスプライト》《ヴェンディリオン三人衆》でアド・テンポを稼ぎ《修復の天使》でそれらを増水増しする構想ですね。
特に天使は応用力が高いので運用の幅があり、その上戦闘力・奇襲性も高いです。
環境に蔓延する《稲妻》《秘密を掘り下げる者》、中途半端なタルモやマングースを一方的に葬り去ります。
コントロールデッキで言う処のScMの様なCip性能でありながら、コンバット力もある。
素晴らしいカードです。
ScMの基本運用コストは3~4マナなので、実は天使とほぼ同じ。
StPの使い回しは出来ないものの、単体でのコンバットで中級までならば落とせる上に、緊急回避・打消し・ハンデスと、使い道には苦労しません。

 この手のデッキでは《もみ消し》が多いのですが、後半での使い道が薄い事から採用されてないのかもしれません。
代わりに《火+氷》があり、こちらでテンポを取っていけるようになっています。
最悪、相手のアタッカーを転がせるだけでも十分ですからね。
 また、4マナ域まで土地をのばあす事を念頭に置いているせいか《不毛の大地》も無しです。
Legacyでは「テンポ=不毛」と見なされがちですが、Cip生物やスペルを効果的に使うだけでも十分テンポは捕れるという証明のデッキですね。

 tRが取られており、メインの《火+氷》で小型の除去を行いながら、再度の《紅蓮破》が効きます。
上手くプレイできれば相手の盲点もつけますね。
 ScMの不在は《安らかな眠り》《エーテル宣誓会の法学者》等のキラーカードを採用できる点でも活きてきますね。
また、《遍歴の騎士、エルズペス》も1枚だけ取られており、対コントロールに、より攻撃的・継戦力の付与などが狙えますね。
対して《至高の評決》を入れる事でコントロールシフトも可能で、3種類のデッキから再度がは相手に合わせてチョイスする事になります。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52109
 12位、Jacob Hilty氏のPainterです。

 ぺインターコンボは他のコンボとの併用になり、+α的な感じが多いのですが、これはぺインターコンボがメインに添えられていますね。
その上でウェルダーから《ワームとぐろエンジン》を釣る選択肢もあると言う程度です。

 他のコンボとの併用や、相手への妨害カードを合わせる事が多い中、URと言う珍しい構成で全てがぺインターコンボ成就を意識していますね。
《渦巻く知識》《Force of will》《直観》
極めつけは《Transmute Artifact》。
少し前に[さざめ雪]さんのDNで見かけた気がしますが、まさかこんな所で見かける事になるとは・・・。

 一直線なぺインターコンボと言うのも物珍しくて面白いですねw



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52102
 14位、Kevin Mckee氏のNic Fitです。

 ここ最近は+スケープシフトコンボを組み込んだJund型が主流なNicFitです。
これもその例に漏れずJundなわけですが・・・。

 《襲撃の乱暴者》・・・?
Why??
と言う面白い物ががgggg。
一応弁護しておくと、このNicFitはBigMana戦略故に5マナ6マナなんのその。
唱えるのにさしたる問題は無く、「7/7 トランプル・速攻」と戦闘力も非常に高いです。
終盤のKotR位しか真面なコンバットでこれを超えるサイズは無い為、戦場ではほぼ無敵。
毎ターン実家に帰る冷戦期の嫁の様な冷たい所業も4枚完備された《緑の太陽の頂点》により無いが如し。
と言うより、終盤気に使い道のなくなったGSZの使用先として投入されたようにも思えます。
ファッティやコンボで削ってあと一撃・・・!!
と言う時の奇襲用では無いかと。

 サイドの《再活性》の存在。
何故?
前中盤で打ち消された・戦いに敗れたファッティの再利用でしょうか?

 いずれも変わった試みですが、使用感はどうなのでしょうね?
気になりますね・・・。
他にはNicFitの恒久的な問題である
「ベテランで土地あげたら、返しにJtMs置かれた(ゝω・)」
に対する答えの一つである、《大渦の脈動》はサイドで良いのか?という事があります。
いちおうRウィッシュからキャスト出来ますが、メインにもあった方が・・・と思わなくもないです。



 今週のDeck Tech: Manaless Dredge with Nick Rausch
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_manaless_dredge_with.html)も興味がありましたら拝聴して見ては?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52087
 5位、Paul Morelli氏のJund

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpden13/welcome#3
 GP Denber2位のPat Cox氏のJund

 同じJundで構成もほぼ一緒ながら明確なコンセプトの違いのあるこの2種の比較は面白いと思います。
Jundを組もうと考えている方は、是非一度考えてみてください。

 最も明確な違いは《不毛の大地》の在りや無しや。
Paul氏のそれは「無し」で、デッキ名の通りMidrangeです。
相手の妨害よりも、自身のマナベースの確保・成長(4マナ)を優先し、そこからKPで圧殺するという事でしょう。
また《樹上の村》も存在も素晴らしく、コンセプトに良くマッチしていると思います。
 対してPat氏のそれは《血編み髪のエルフ》は飽くまでオマケ扱いです。
4マナ圏への到達の遅さやチアミンの採用枚数3枚にもそれは表れています。
また、DrSが環境に溢れ、DrSに依存しがちなデッキが多い今それを狙い撃ちする《渋面の溶岩使い》がデッキに強い彩を持たせています。
自身もDrSを4枚採用しており、渋面はリソースを食いつぶしてしまう恐れもあります。
それを避けるためにデッキがうまく回らなくなる恐れもあります。
それでも採用している、という事ですね。
不毛にしろ、渋面にしろ如何に序盤に重きを置いているかが窺い知れます。


 上記ページでPat Cox氏がJundについて簡単に意見を述べてくれています。簡単な小文なので英語が苦手な方でも大丈夫。
何故Jundたるのか、中核の部分に触れてくれているので、なかなか面白いと思います。
 特にHymnの部分には共感しました。
「Hymn→ ヴェリアナ」の流れは非常に強く、今の加えて「DrS→ Hymn+不毛→ ヴェリアナ」と言う嫌がらせな展開が可能です。
Hymnは不安定なので抜くという意見も散見されますが、私は採用する事を強く推します。
が、後半では不要牌なので4枚では無く3枚なのが、FA。Patともこの部分でも共感できます。
 少々疑問もありますが、全英気味な体勢に成りやすいJundでは《ヴェールにリリアナ》は4枚登用が基本なのかもしれません。
The使い捨て。アドエンジンになる事が主流なPWのコンセプトとは真逆な運用しそうですね。
 Patが書いているヴェリアナの[-2]も厄介でThe SourceのTheRockスレでは《ドライアドの東屋》はGSZからのマナ加速では無く、ヴェリアナ用の人柱と言うのが主流なぐらいですからねw





 さて、こんな所です。
今回は、本当にバラエティ豊かです。
嬉しい事です。

因みにGP Denberの結果は以下の通り↓
Top8(上から1位→8位)
Esper SfM
Jund
RUG Delver
Jund
Elves
TeamAmerica
UW Miracle
Esper SfM

です。
こちらは比較的最近のメタに準拠した内容ですね。
こちらも見ていこうかと思いましたが、 面倒くさい疲れたのでやめます。
面白いデッキ内ですしね。

 少し目立ってきたのが《渋面の溶岩使い》の存在。
DrSが如何にうっとおしい存在かよく判ります。他にも獲物は腐るほどいるのでこれから活躍してくれそうですね。


 今週はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。




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