レガシー)今週のSCGの結果 新年第一回はケイオス
レガシー)今週のSCGの結果 新年第一回はケイオス
レガシー)今週のSCGの結果 新年第一回はケイオス

 皆さん、こんばんは。しもべです。


 とうとうお休みが終わり絶望の日々の始まり、皆様いかがお過ごしでしょうか?
M15の発表がありMTG界を騒がしてますね。
SCG Openも始まりましたので見ていきます。

 今回はIndianapolisにてSCG Openが開かれLegacyも併催されましたので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/040114_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/04/2014&end_date=01/05/2014&start=1&finish=16&city=Indianapolis&state=IN

 今回の優勝はKennen Haas氏のJund Depthsです。
(´・ω`・)エッ?
何それ??


以下Top16(1位→9位→16位)

Jund Depths
Patriot
Patriot
ANT
Patriot
SneakShow
RUG Delver
Junk Depths
----------------
4c Loam
BUG NicFit
Reanimator
Patriot
Reanimator
RUG Delver
SneakShow
SneakShow

 です。
流石新年一発目。魔境に迷い込んだ子羊の様な気分です・・・。
今回はCombo/Tempo以外のデッキが結構いて且つそれが余りメジャーではないタイプであるのが特徴ですね。そしてそれらが黒い事も今の環境柄関係があるのかもしれません。
メタで言う処では巧くばらついていますが、Patriotが最大勢力。RUGもいますが、やはりTempoの最高勢力は現在はPatriotの様ですね。
また、TNN等をはじめとしてPatriotの様なTempo系が増えてきたため、今回の様な黒い Controlデッキが増えてきているように思います。


 ここから先は、個別に気になったデッキを見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62390
1位、Kennen Haas氏のJund Depthsです。

 名前からJundにDDコンボを仕込んだデッキのように思いますが、《壌土からの生命》を入れた2色のPOXに3色目を足しつつDDコンボを仕込んだデッキです。
(´・ω`・)エッ?
何だって??

今一輪郭が攫めませんが、LoamControl+POXだと思えばいいのですかね?
ただし、サイクリングランドでデッキを掘るのではなく《信仰なき物あさり》+Loamの「発掘」でデッキを掘り進むようです。
また、《納墓》が実質的にハンドInのサーチカードが如く機能するのが凄いですね。
《罰する火》《カラスの罪》《冥界のスピリット》にLoam+土地で様々なコントロールが可能となります。ここに《ヴェールのリリアナ》まで加わるわけですね。悠長ではありますがコントロール力は中々高いように見えます。
サイドにも《古の遺恨》《天啓の光》《棺の追放》等Fb持ちであるため銀弾使用に磨きがかかりますね。
《ファイレクシアの摂取者》はSnTに合わせるのは当然としてReanimatorの《死体発掘》にもスタックで合わせる事が出来ますね。

 《罰する火》で小型を抑えつつ、LotVと《小悪疫/スモポ》で生物を、スモポは同時に土地を絞め《不毛の大地》+Loamもあります。弾が少なく、SfM/TNNを戦力に移行しているデッキは只でさえ厳しいTempo系の中でも更に厳しいでしょう。
 また、準決勝でANTを破っている様にLotV、罪+Loam、スモポでハンドも締め付けられます。
速攻で片を付けない限りハンドを削られる事が致命傷に繋がるStorm系Comboとも戦えるようですね。

 DDコンボは以前からLoamでもPoxでも用いられているコンボなのでこれらを合わせるのなら自然と入る様ですね。
その他のカードではイマイチ決定力が低いので、この様な決定的なカードは有効でしょうね。


 しかし、幾らコントロールの幅が広くともやはり悠長すぎる様にも・・・。よくこのデッキで勝てますね・・・。
それが今の環境なのでしょうか?
色拘束や、Insでドロー出来るカードが無いなどかなり扱いが難しそうにも見えます。
しかし、何にせよこういう独創的なデッキが生まれるのは喜ばしい事ですね。
環境柄と言う点もあるのでしょうが、Legacyに新たな風を吹き込んでくれれば・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62381
2位、Josh Guibault氏のPatriotです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62398
12位、Mitch DeWester氏のPatriotです。

 今回も絶好調のPatriot。Top16に4名を輩出しさらにTop8にそのうちの3名を輩出しているます。
この勢いは何時まで続くのでしょうかね。

 基本はOwen氏のListなんですが其々が微調整を加えています。固定リストから微調整と言う点でもRUG Delverに近しい位置になりましたね。
 2位Josh氏はメインの装備品が2本のままなのですが、その内の一枚《梅沢の十手》を《火と氷の剣》にコンバートしています。FI剣は3本目やサイドが基本ですのでかなり珍しいですね。
特徴としてメインからの除去耐性の付与、回避能力の付与に1ターン早い打点強化が挙がるでしょうかね。
特に《秘密を掘り下げる者》や《真の名の宿敵》にとっては相手のTNNはそもそも関係が無いので1ターン早い打点の強化が重要に思えます。引き増しも出来るのでCombo用のカウンター等にもアクセスしやすくなるかもしれませんね生き残れていたら・・・。
生物への影響力/盤面の支配力が十手と比べ少々落ちるところが気になりますね。

 12位のMitch氏はかなり前衛的な形へとシフトしています。
土地を一枚切り詰めつつ、3マナのTNNを増量しています。しかも何故か《Plateau》まで入れているおかげで《Tundra》まで一枚減っています。打線の薄さはよく指摘される点なので生物の増量はそれほど違和感もないのですが、土地を減らしていれているところがかなり危うげです。
が、これの分の調整も入っているのか、同じくOwen型の特徴である《呪文貫き》4枚仕様から1枚を《定業》へとコンバートしています。このチューンはどうだったのでしょうね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62372
4位、Ethan Jain-Washburn氏のANTです。

 《強迫》3、《陰謀団式療法》3の6枚ハンデス仕様に追加で《思考囲い》を1枚採っています。しかもサイドにまで3枚採っていて75枚中で計10枚もハンデスを取っている事になります。
中々珍しいですね。メインでは生物系Comboをけん制しつつ、D&TやMeverick(殆どいませんがね、後者は)のHatebearを積んでいるデッキにも耐性を持つ事が出来ます。PatriotやEsperの様にサイド後にHatebearを積んでくるデッキも環境に多いので生物を捨てる事が出来るのは結構重要になっていますね。
ハンデスを増やした分自分のアクションが遅れるのを嫌ってか直接的なアクセス手段である《Grim Tutor》が1枚入って残りは14枚キャントリップ型になっています。
環境最大勢力Comboである生物系Comboに対してか《テレミンの演技》なんてのも入ってますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62380
7位、Chris Berry氏のRUG Delverです。

 最近多い《火+氷》が《稲妻》の枠をを削ってまで2枚に増量されています。
ElvesやD&Tの様な小型生物面展開型への影響力が強く且つ、重めにシフトしつつある他のデッキへの氷が活かせる為でしょうが2枚目は珍しいですね。
 また《呪文貫き》に加えて《呪文嵌め》も2枚採られています。
最近は《ギタクシア派の調査》が優先され滅多に見ませんでしたが、流石にSfMに数が多いためこれを潰せるカードを~という事でしょうね。PatriotにしろD&Tにしろかなりの効果が望めます。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62382
8位、Tony Wong氏のJunk Depthsです。

 DDコンボ仕込みのJunkと言うデッキは間々いますがこのデッキはかなり特異です。
まず、ハンデスが1枚も入っていません。これはDDコンボ補助の《虚空の杯》が4枚入っているためですが、些か不安にも思えます。が、露払いできずにコンボが妨害されてもLoamでもう一度回収して通るまでやるぞ!!と言う仕様の様です。
また、同様の影響で《死儀礼のシャーマン》も減量。
結果かなり変わったデッキになっています。
露払いが難しいためか《闇の腹心》ではなく《森の知恵》に2枚変わっていますね。まぁこれは全体修正除去などの影響もあるでしょうね。
マナ加速がし辛くとも直接的な《輪作》ではなく、間接的な《緑の太陽の頂点》を優先しているのも少々疑問。

 嘗てのDDコンボ御用達の《生ける願い》は懐かしいですね。
これのおかげでよりかなりアクセス力が高まっていますし、これでもかと言うぐらいにHatebearが取られています。
《オルゾフの司教》は3マナ掛るとはいえ一方的かつ「憑依」により2度の除去が可能であるため中々いい生物ですね。
しかしここでもハンデスが無いのが不安。
サーチしても通らない可能性も有るので・・・。まぁ、Dazeだけ気にしておけば後はアド損だけはしないわけですが。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=62393
10位、David Gleicher氏のBUG NicFitです。

 ときおりいるカラーであるBUG系のかつ《出産の殻》型。最近はこの方が増えてきている気がします。
もともとTempoに強いNicFitですが、アド合戦を継続して仕掛ける事で優位性をより確保しやすくしているようですね。

 BUG型はNicFitの特徴であるGSZを取っているか、Uの鉄板である《渦巻く知識》を取っているかで分かれている事が多いのですが、このデッキはブレストを取りつつ1枚GSZも採っていますね。
また《老練の探険者》4枚に加え、DrS4枚の計8枚体制を取っており1マナ域にかなり気を使って傾注しているのが判りますね。

 少々気になるのは軽量の除去の薄さ。
セラピーは4枚あるとはいえ、ハンデスなのでカウントはし辛い。《突然の衰微》の僅か2枚を除けば後は《破滅的な行為》かPodの中堅生物のCipに頼らざるを得ない状況です。
環境柄フェアデッキの初動が遅くなっているので問題は無いのでしょうかね?
この影響か《白鳥の歌》ではなく《被覆》を優先していますね。



 こんな所です。
今回は新年一発目だからかかなり面白いデッキが多かったですね。ここ最近では珍しい結果です。
最も特徴的だったDDCombo3名ですが、DDコンボが強いというより、Bの修正除去やハンデス・布告に鈍重になったTempo系に不毛+Loamの不毛嵌めが効果的だったという風に個人的は思います。
またそれぞれがあら削りなので安定してメタに残るのはまだ難しいのでは?とも思います。

 生物系Comboはそれなりの数(5名)がいましたがその殆んどがTop8に残れなかったというのも以外と言えば意外でした。
どういう辺りをしたのか気になりますね。
来週はどうなる事やら・・・。
 因みにStdの方はOwen氏がまた黒単で勝ったのだとか・・・本当に化け物ですなぁこの方は・・・。


 さて、今回はここまで、です。
今回もおつきいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。



 P.S.
あのみんなでつくろうの黒い置物。
強力なのは事実だが、気に入らない・・・。
あんな自分に一方的に利益のあるデザインなんて黒のカードじゃないやい!!
そんなのはしろとか青でやってろってんだ!!!

 と言う戯言は置きつつ後日感想雑感でも上げる予定です。



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