皆さん、こんばんは。
しもべです。
6月10日付で「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12巻(最終巻)」が発売されました。
読み終わったので感想を少し。
悪まで個人的な感想ですので偏見偏向思い込み勝手な意見等多数あると思われますが、ご容赦を。
また、多分にネタバレを含むため、未だ結末を知らず楽しみにされている方、ネタバレをされたくない方は絶対に読まないでください。
では、ここから行きます。
結論としては、私にとっての「コレジャナイ(´・ω・`)」感が満載の巻でした・・・。
本文のセリフを引用するなら「そりゃねーよ高坂ヽ(`Д´)ノ!!!(by 櫻井さん」
Am○zonのレビュー数が発売数日で物凄い数になっているのも納得は行きます。
まず、どのルート(ヒロイン)に行くのかと言うと「妹さん」ルートです。
マジで!?
マジです・・・。
(゚Д゚;)ナン…ダト!?
正直この時点で読むの止めようかと思いました。
が、それではあまりに不誠実なので最後まで読む事にしました。
悪まで私の自分勝手な考えですが、俺妹の良い所は、
2次元への世間一般からの忌避や偏見
また、兄妹間の人間的な葛藤
を比較的チャンと描いている点でした。
まぁ、これがリアルかどうかは種々雑多な意見がある(そもそも女子中学生がエロゲを~とか言い出したら切りがないですし)ので割愛しますが、その部分に目を背けず寧ろフィーチャーしていると言うのが私の評価点でした。
これを前提として、
自身と周囲をどう折り合わせていくか
また、
最終的に、兄妹間で抱える複雑な葛藤/ジレンマをどのように乗り越えていくか
と言う部分が楽しみで、その決着をつける巻が最終巻であると予想していました。
が、
決着ついてねーし・・・(´・ω・`)
葛藤/ジレンマ解決してないし・・・(´;ω;`)
という事です。
作品とは作者の物で、当然作者の考えで作られるものです。必ずしもファンが望む通りの物を書く必要性は無いと思います。そんな物は只の同人でしょう。プロとして自らの考えを形にする権利があると思います。また、私のそれは、自分勝手(一方的)な作品への期待だったという事は重々承知していますが、それでもなぁ・・・。
正直な話、私はどの娘が正ヒロインでも良かったんです。
個人的に一押しの娘はいましたが、別にその事くっ付く必要性は感じません。
また、誰ともくっ付くかないでも良かった。
もっと言えば、主人公が実はガチホモだったwwでも良かったですよ。
それぐらいこのルートには納得がいかない。
汚い言葉ですが正直な話、幾ら2次とは言え、妹とのマジ恋愛とか気持ち悪いです。 失礼、共感を持てない、です。
1巻からずっと、(妹の気持ちは兎も角、)語り部たる主人公は、「妹は妹、恋愛対象なんかになるはずがない~」的な発言をずっとしてきて、それが規定でした。
中盤に、妹に対する独占欲的な部分を見せることはありましたが、平たく言って父親の娘の彼氏に対する「俺の娘はお前にはやらん!!」と同種のそれだと私は思っていました(実際にはこの部分についても明確な事は書かれていませんが)。
ですので、いきなり最終巻中盤でこんな(I love you…)話をされても( ゚д゚)・・・としかならない。
不自然とか突拍子もないとかいうレベルじゃない・・・。
(只、最初から読み返してみると、アレ?もしかしてそういう意味だったの??と思えるような描写も結構出てきたり・・・。)
(つまり元々このルートが用意されていたという事なのでしょうか(゚Д゚;)?黒猫さんも最初から分かっていたとか言ってましたしね。そうするとこの作品編全体的評価も変えざるを得ないのですが・・・。)
互いに複雑な思い/想いを抱えているのは既に提示されていましたので、それをどう飲み込んで解決して人間的な成長をするのか?と言う部分に期待していたため、こんな星一徹クラッシュにはついていけない・・・。
2次元、それもライトノベルと言う作品柄ではあります。
当然、近親ルートみたいなものも、まぁ存在する世界、需要のある世界なのでそういう点では問題は無かったのですが。
が、そういう葛藤が存在する部分をリアルに描いて「きた」作品だからこそ、こんな展開が受け入れられないんです(´;ω;`)
そういうルート以外を求めていた人がこの作品には相応にいたのがやはり事の大きさに繋がってしまってますよね・・・。
もっと言えば、別に妹ルートに行くのなら、それはそれで割り切って欲しかった。
貫徹して欲しかった。
中盤で互いの気持ちを告白後、まだお話は続き足りない部分/不明瞭な部分へ2人で向かっていく話が描かれています。ここまではおぉ~チャンと話の補完はしてくれるんだ~と納得できないまでも評価できていました。
が、
最終的には、主人公の卒業式を持って彼らは元の関係(普通の兄妹)に戻ります。
つまり
「短い夢で我慢しようね!その代わりハッチャケようぜ!!」
という事です。
・・・。
・・・。
まぁ、これがある種、上で散々書いてきた、求めてきた周囲との折り合いの見せ方なのでしょう。
落としどころとしては悪くは無いと思います。
が、妹ルートとしては微妙と言わざるを得ない。
しかも、全然普通の関係にその後戻ってない。
戻れていない。
未練タラタラです。
その描写が、本当に唯の未練なのか、それとも表面上は普通の兄妹に戻ったけどそれは世間体だけの話なのか、作中では明確に語られる事無く終わるため想像で補完するしかないのですが・・・。
つまり、最終的に私が求めていた「決着」と言う部分に置いてほぼ何の結論も見いだせていないまま終わっています。
進んだルートも微妙なれば、そのルートの話の帰結も微妙。
つまり何が言いたいのかと言うと
「コレジャナイ(´・ω・`)」
う~ん・・・。
もちろんこの終り方が気に入った方もおられるでしょう。
逆に、納得のいかない方もおられるでしょう。
まぁ、それはそれ、各人の感想です。私が干渉すべき事でもないですし議論するような気もありません。
が、私の結論としては「無い。」でおわり。
ここまで上げて落とされた作品はなかなかないですね、近年・・・(´・ω・`)
土台ごと崩されたなんていつ以来だ・・・。
一個人の感想とはいえもやもや感が半端ない。
ただ、議論の端緒となっている
このルートを迎えるにあたって、他のヒロインとのフラグを全て圧し折っていったことについて、ですが、個人的にはこの部分については特に不満は無いです。
何にせよ、特定のルートを進む以上、他のルートを疎かにしないのは重要な事。
また一人間として、自身への行動への「清算」と言えるので寧ろあって良かったと思っています。
ファンの中には押しているヒロインが振られる描写に血涙ヽ(`Д´)ノの方もおられるようですが、まぁ別に私は気にならない。
そういう納得の出来ない方は、各ヒロインルートが存在する作者描き下ろしのゲームで補完すればいいのではないかと思います。
もちろん本(原)作品では否いとはいえ、作者が書き下ろしのしっかりとして話らしいのでAnotherルートとしては十分ではないですかね?
納得できない方もおられるし、私も満足はとてもできませんが、
既述のように、この作品は悪まで作者の物ですからね。
何処まで行こうとファンはファンの領分を出るわけにはいかないし出るべきでもないのですから。
という訳で、俺妹も終わりですが、
本当にどう扱うべきでしょうかね・・・(´・ω・`)
期待していた物が全く補完されなかったとはいえ、作品全体で言えば間違いなく面白かった作品。
ギャグ要素も偏見も葛藤もそれら要素が全て面白かったと言える作品です。
たった一つの結末に満足いかないからと評価を取り上げるべきなのか。
この不満足感も、行ってしまえば私のbiasやprejudiceでしかないわけですしね。
最終巻とて満足がいかない「だけ」なわけですし。
とはいえ良作秀作として本棚に並べておくにも抵抗感ががggggggg・・・・。
まぁ、何だかんだと、こんな感想が書けるぐらいには楽しませてもらっていたというのは紛れもない事実ですね。
只の読み流すような作品に一々感想なんて文章に起こしてまで持ちはしません。
納得できる出来ないのジレンマを持てるほど楽しませていただいていた作品という事なのでしょうねw
そういう意味に置いては間違いなく良作でした。
そんな楽しい時間を過ごさせていただいていた事実には只々感謝の一念ですね!
みなさん、どうでしたか?
楽しめましたか?
買ったけどまだ読んでないわ~という方は是非早めに読了を。
TVアニメの方も原作最後までやってくれるそうなのでそういう方は半年後ぐらいまでお楽しみを。
伏見先生には本当に感謝しております。
長い間本当にお疲れ様でした。
次回作も期待しております。
P.S.
御鏡さんと赤城君はマジ(2次元限定)イケメン。
しもべです。
6月10日付で「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12巻(最終巻)」が発売されました。
読み終わったので感想を少し。
悪まで個人的な感想ですので偏見偏向思い込み勝手な意見等多数あると思われますが、ご容赦を。
また、多分にネタバレを含むため、未だ結末を知らず楽しみにされている方、ネタバレをされたくない方は絶対に読まないでください。
では、ここから行きます。
結論としては、私にとっての「コレジャナイ(´・ω・`)」感が満載の巻でした・・・。
本文のセリフを引用するなら「そりゃねーよ高坂ヽ(`Д´)ノ!!!(by 櫻井さん」
Am○zonのレビュー数が発売数日で物凄い数になっているのも納得は行きます。
まず、どのルート(ヒロイン)に行くのかと言うと「妹さん」ルートです。
マジで!?
マジです・・・。
(゚Д゚;)ナン…ダト!?
正直この時点で読むの止めようかと思いました。
が、それではあまりに不誠実なので最後まで読む事にしました。
悪まで私の自分勝手な考えですが、俺妹の良い所は、
2次元への世間一般からの忌避や偏見
また、兄妹間の人間的な葛藤
を比較的チャンと描いている点でした。
まぁ、これがリアルかどうかは種々雑多な意見がある(そもそも女子中学生がエロゲを~とか言い出したら切りがないですし)ので割愛しますが、その部分に目を背けず寧ろフィーチャーしていると言うのが私の評価点でした。
これを前提として、
自身と周囲をどう折り合わせていくか
また、
最終的に、兄妹間で抱える複雑な葛藤/ジレンマをどのように乗り越えていくか
と言う部分が楽しみで、その決着をつける巻が最終巻であると予想していました。
が、
決着ついてねーし・・・(´・ω・`)
葛藤/ジレンマ解決してないし・・・(´;ω;`)
という事です。
作品とは作者の物で、当然作者の考えで作られるものです。必ずしもファンが望む通りの物を書く必要性は無いと思います。そんな物は只の同人でしょう。プロとして自らの考えを形にする権利があると思います。また、私のそれは、自分勝手(一方的)な作品への期待だったという事は重々承知していますが、それでもなぁ・・・。
正直な話、私はどの娘が正ヒロインでも良かったんです。
個人的に一押しの娘はいましたが、別にその事くっ付く必要性は感じません。
また、誰ともくっ付くかないでも良かった。
もっと言えば、主人公が実はガチホモだったwwでも良かったですよ。
それぐらいこのルートには納得がいかない。
1巻からずっと、(妹の気持ちは兎も角、)語り部たる主人公は、「妹は妹、恋愛対象なんかになるはずがない~」的な発言をずっとしてきて、それが規定でした。
中盤に、妹に対する独占欲的な部分を見せることはありましたが、平たく言って父親の娘の彼氏に対する「俺の娘はお前にはやらん!!」と同種のそれだと私は思っていました(実際にはこの部分についても明確な事は書かれていませんが)。
ですので、いきなり最終巻中盤でこんな(I love you…)話をされても( ゚д゚)・・・としかならない。
不自然とか突拍子もないとかいうレベルじゃない・・・。
(只、最初から読み返してみると、アレ?もしかしてそういう意味だったの??と思えるような描写も結構出てきたり・・・。)
(つまり元々このルートが用意されていたという事なのでしょうか(゚Д゚;)?黒猫さんも最初から分かっていたとか言ってましたしね。そうするとこの作品編全体的評価も変えざるを得ないのですが・・・。)
互いに複雑な思い/想いを抱えているのは既に提示されていましたので、それをどう飲み込んで解決して人間的な成長をするのか?と言う部分に期待していたため、こんな星一徹クラッシュにはついていけない・・・。
2次元、それもライトノベルと言う作品柄ではあります。
当然、近親ルートみたいなものも、まぁ存在する世界、需要のある世界なのでそういう点では問題は無かったのですが。
が、そういう葛藤が存在する部分をリアルに描いて「きた」作品だからこそ、こんな展開が受け入れられないんです(´;ω;`)
そういうルート以外を求めていた人がこの作品には相応にいたのがやはり事の大きさに繋がってしまってますよね・・・。
もっと言えば、別に妹ルートに行くのなら、それはそれで割り切って欲しかった。
貫徹して欲しかった。
中盤で互いの気持ちを告白後、まだお話は続き足りない部分/不明瞭な部分へ2人で向かっていく話が描かれています。ここまではおぉ~チャンと話の補完はしてくれるんだ~と納得できないまでも評価できていました。
が、
最終的には、主人公の卒業式を持って彼らは元の関係(普通の兄妹)に戻ります。
つまり
「短い夢で我慢しようね!その代わりハッチャケようぜ!!」
という事です。
・・・。
・・・。
まぁ、これがある種、上で散々書いてきた、求めてきた周囲との折り合いの見せ方なのでしょう。
落としどころとしては悪くは無いと思います。
が、妹ルートとしては微妙と言わざるを得ない。
しかも、全然普通の関係にその後戻ってない。
戻れていない。
未練タラタラです。
その描写が、本当に唯の未練なのか、それとも表面上は普通の兄妹に戻ったけどそれは世間体だけの話なのか、作中では明確に語られる事無く終わるため想像で補完するしかないのですが・・・。
つまり、最終的に私が求めていた「決着」と言う部分に置いてほぼ何の結論も見いだせていないまま終わっています。
進んだルートも微妙なれば、そのルートの話の帰結も微妙。
つまり何が言いたいのかと言うと
「コレジャナイ(´・ω・`)」
う~ん・・・。
もちろんこの終り方が気に入った方もおられるでしょう。
逆に、納得のいかない方もおられるでしょう。
まぁ、それはそれ、各人の感想です。私が干渉すべき事でもないですし議論するような気もありません。
が、私の結論としては「無い。」でおわり。
ここまで上げて落とされた作品はなかなかないですね、近年・・・(´・ω・`)
土台ごと崩されたなんていつ以来だ・・・。
一個人の感想とはいえもやもや感が半端ない。
ただ、議論の端緒となっている
このルートを迎えるにあたって、他のヒロインとのフラグを全て圧し折っていったことについて、ですが、個人的にはこの部分については特に不満は無いです。
何にせよ、特定のルートを進む以上、他のルートを疎かにしないのは重要な事。
また一人間として、自身への行動への「清算」と言えるので寧ろあって良かったと思っています。
ファンの中には押しているヒロインが振られる描写に血涙ヽ(`Д´)ノの方もおられるようですが、まぁ別に私は気にならない。
そういう納得の出来ない方は、各ヒロインルートが存在する作者描き下ろしのゲームで補完すればいいのではないかと思います。
もちろん本(原)作品では否いとはいえ、作者が書き下ろしのしっかりとして話らしいのでAnotherルートとしては十分ではないですかね?
納得できない方もおられるし、私も満足はとてもできませんが、
既述のように、この作品は悪まで作者の物ですからね。
何処まで行こうとファンはファンの領分を出るわけにはいかないし出るべきでもないのですから。
という訳で、俺妹も終わりですが、
本当にどう扱うべきでしょうかね・・・(´・ω・`)
期待していた物が全く補完されなかったとはいえ、作品全体で言えば間違いなく面白かった作品。
ギャグ要素も偏見も葛藤もそれら要素が全て面白かったと言える作品です。
たった一つの結末に満足いかないからと評価を取り上げるべきなのか。
この不満足感も、行ってしまえば私のbiasやprejudiceでしかないわけですしね。
最終巻とて満足がいかない「だけ」なわけですし。
とはいえ良作秀作として本棚に並べておくにも抵抗感ががggggggg・・・・。
まぁ、何だかんだと、こんな感想が書けるぐらいには楽しませてもらっていたというのは紛れもない事実ですね。
只の読み流すような作品に一々感想なんて文章に起こしてまで持ちはしません。
納得できる出来ないのジレンマを持てるほど楽しませていただいていた作品という事なのでしょうねw
そういう意味に置いては間違いなく良作でした。
そんな楽しい時間を過ごさせていただいていた事実には只々感謝の一念ですね!
みなさん、どうでしたか?
楽しめましたか?
買ったけどまだ読んでないわ~という方は是非早めに読了を。
TVアニメの方も原作最後までやってくれるそうなのでそういう方は半年後ぐらいまでお楽しみを。
伏見先生には本当に感謝しております。
長い間本当にお疲れ様でした。
次回作も期待しております。
P.S.
御鏡さんと赤城君はマジ(2次元限定)イケメン。