レガシー) 今週のSCG・・・レガシーよ!私は還ってきた!! by《罰する火》
レガシー) 今週のSCG・・・レガシーよ!私は還ってきた!! by《罰する火》
レガシー) 今週のSCG・・・レガシーよ!私は還ってきた!! by《罰する火》
 皆さん、こんばんは。しもべです。


 節分も終わりました。
皆さんはやりましたか?
私は忘れていましたw
風邪っぽいのは、そのせいかしら・・・?



 さて、今日はSCG Legacy Openが行われました。
早速結果を見ていきたいと思います。
(2週間やらなかったせいか随分久々ですね・・・。)

http://www.starcitygames.com/events/130203_atlanta.html

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-02-03&end_date=2013-02-03&start=1&finish=32&event_ID=20&start_num=25&start_num=0&limit=25

 今週の優勝はTony Chu氏のJundです。
浮き沈みは激しいJundですが、今週は浮きの様ですね。

Top8(1位→8位)
Jund
Charbelcher
Jund
Jund
SnT
UW Miracle
Merfolk
Esper SfM

Top16(9位→16位)
RUG Delver
Elves
4c 続唱コン
SnT
Elves
SnT
Zombardment
ANT

 と言う結果です。
う~ん、彩り豊かですねw
ただ、コントロールが少なめ、またBUG/RUGのクロックパーミッションも少なめです。
Jund、コンボ色々、その他U系デッキのような感じですね。
U系に強くなるようRを採用したJundがU系を当然下している感じではあるのですが、意外なのは相応の数がいるコンボよりも上に来ている事ですね。
何かあったのかしら・・・?



 さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていこうと思います。

http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_punishing_jund_with_.html
 まずは優勝したTony Chu氏のJundです・・・と言いたいところなのですが、先に4位のBrian Braun-Duin氏のJundを見て、その後Chu氏の物を見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52829
 こちらは優勝したTony Chu氏のJundです。

 上述の通り、先にBrian氏のJundを見ていきましょう。
このデッキは今週のDeck Techでも紹介されています。興味のある方は拝聴する事をお薦めます。

 今週はJundがTop4中3名と大躍進でしたが、その中でも際立っていたのが《罰する火》コンボを搭載していたことでしょう。
RtR発売後、徐々に勢力を伸ばしてきたBG系ですが、当然ミラーマッチが頻出し、それらを見越した構築がなされるようになっていました。
即ち《死儀礼のシャーマン/DrS》にどう対処するのか?という事ですね。
BG系躍進の双柱の内の一柱であり、展開を支えている以上、《突然の衰微》以上にデッキ内での役割は大きいです。
当然これに如何にうまく対処するかが今のデッキ構築に欠かせないと言えるでしょうね。

 という訳で、今までの選択肢は2つ。
捌くか受けるかでした。
そこで出てきたのが
捌く →《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
受ける→《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》

 相応に使われましたが、Uが無く、Bが強いデッキなのでやはり渋面が優勢でした。
が、渋面は生物であり、やはり機能しづらい場面も多かったようです。
また、墓地を食べてしまう特性もDrSとの共存を厳しくしました。相手にまでDrSが並んでいたらもはや何が何だか・・・。
という訳で確実に機能する利点を優先した結果が《罰する火》コンボですね。

 Brain氏のリストは非常に綺麗にまとまっていると思います。
 単体火力に注力した結果、小型生物が多い環境で有利が付き、ハンデス・続唱・罰する火コンボでUに有利が付く。
今回多くのデッキを押しのけたのはそこらへんが影響しているように思います。
またDrSを駆逐できる以上、《タルモゴイフ》のサイズを保持しやすく、加えて《ヴェールにリリアナ》のアドロスも回避できます。
相対的にデッキの噛み合わせが増しているように思います。
土地の配分が難しそうですが、DrSがいれば破壊されてもある程度リカバリーが効くせいか基本地形は零のようです。

 サイドの《虚無の時限爆弾》は面白いですね。DrSが要る分、《トーモッドの墓所》では無くアドを取れるように配慮されています。
また、《血編み髪のエルフ》《Hymn to Tourach》が其々サイドに仕込んであるのも巧いなぁ~と思います。
これにより相手のデッキに合わせて、微妙に軸を調整できるようになっています。
単にサイドのスペースは「キラーカードを仕込むだけ」の物ではないという事ですね。

 加えて、今回の特徴として
全体的にサイドに《強迫》《紅蓮破》を多めに積んでいるリストが多いのも印象的でした。
これも成績を残した理由ですかね・・・。


 Tony Chu氏のそれは、随分メタに合わせて寄った構成に見えますね。
同じく流行の罰する火Jundなのですが、シンプルなBrain氏のそれとはかなり趣が異なります。

 一番目立ったのはメインの《壌土からの生命》の存在ですかね。
只でさえ、マナ基盤が重要なJundですが、罰する火コンボを仕込んだためにこれまで以上に重要になっています。
もともとRUGやミラーでサイドに仕込まれていた品ですが、今回の構成のシフトでメインに移してきましたね。
 また、《大渦の脈動》《森の知恵》も目立っています。
脈動はトークンの一掃、4マナ以上の置物への対処。加えて最近上がってきているElvesにも一定の効力が期待できるかもしれません。
知恵は、罰する火の枠で他のリストでは消滅していたのですが、類似構成デッキを一、消耗戦になった時に進化を発揮します。
もちろん、Hymn→ヴェリアナの様な押せ押せのときの押し込みにも活きますしね。
総じてミラーマッチを意識しているのだと思います。

 サイドの《Chains of Mephistopheles》は基本的には対Uカードと見られていますが、実はこれもElvesに良く効きますね。
《垣間見る自然》がガラクタと化します。もちろん《仕組まれた疫病》がクリティカルなのですが、3マナだと後手では間に合わない場合もありますからね。


 と、こんな感じで、今回はJundの一強です。
今の中速系に嫌と言う程効果のあるカードが満載なため、現デッキ群は対応に迫られるでしょうね。
次回どの様な変化を起こすか楽しみです。

(敢えて書く必要を考えていませんでしたが、気にしている方が多いようなので書きます。
このデッキ回るの?
 ↓
Hymn・ヴェリアナ・不毛・罰する火をフルで投入した3色デッキに 安定感を求めてはいけません
これは外国人仕様なんです。)


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52846
 5位、Ryan MeierのOmni-Tellです。

 今回SnT系は昨今では最も上位進出数が多かったとも言えます。
また、前回はSneakShowが優勝していますしね。
カウンターが減りハンデスが増えてきたせいかもしれません。

 BG系統が増えてきたためか、何かと対策されやすい生物依存なSneakShowでは無く《全知》型です。
SnTさえ通せば、複数ルートから勝ちを狙えるのが特徴ですね。
が、今回のデッキの多くは《神聖の力線》を積んでいません。
初手になければ完全に無駄牌になるため判らなくもないのですが、BG系が多い今その選択は間違いではないのか?と思います。
囲い・Hymn・ヴェリアナに加え、《強迫》をサイドに積んでいるJundには少ないカウンターだけでは対処が難しいように思います。
相応の数が居ながら上に上がれなかった一因ではないかと・・・。

 また、面白い派生形も確認できました。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52849
 14位、Steven Jackson氏はDreamHalls型です。
《全知》に加え《ドリーム・ホール》まで加える事でSnTへの依存度を下げていますね。
《衝合/Conflux》から《大祖始》《残酷な根本原理》で〆ですね。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52836
 28位、David Ganus氏の《無限への突入》SnTです。

 GtC産色物の《無限への突入》を積んだデッキが早くも登場ですねw
Steven氏と同じくドリームホール・全知の2種体制ですがなんと8枚フルカウントです。
如何に突入のキャストに魂を裂いているかが判りますねw
基本的には全部引き切った後は《引き裂かれし永劫、エムラクール》を出して殴るだけ。
喩え殺せなくても、レジェンダリールールとライブラリーに自動的に戻る能力で無限循環できるので問題無し。
もちろん通常のプロセス通りSnTからでもOKなので的が多そうですね。

 サイドも中々刺激的ですが、ミラーをマッチした《決断の手綱》が素敵ですねw
相手のSnTにほぼ完ぺきにマッチしています。
相手の絶望度は《忘却の輪》どころか《絶望の天使》さえも超えるでしょうねww



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52841
 6位、Brian Plattenburg氏のUW Miracleです。

 BG系の流行により《突然の衰微》で相殺ロックが決まりにくく、一時期の勢いを失っています。
が、今回はその流行を逆手に取ったようにtRで《血染めの月》がメインに1枚(実質3枚)取ってあります。
JundにしろBUGにしろ、他の三色デッキにしろ非常に色拘束が強い為月は天敵。基本地形のお陰でこちらは被害を受けにくくかなり優位に事を進める事が出来ますね。
もともと対ミラー、対SnT様にtR(t《紅蓮破》)が成されていましたが、今回のこれはより環境用の様ですね。

 Helmピース仕様にする事によりメインから墓地対策が出来るのも有効ですね。
また、《遍歴の騎士、エルズペス》により対コントロール戦でも強くしてあります。
有利なマッチは減りましたが、まだまだ一級のデッキだと思います。
サイドの《斑岩の節》がオシャレですね。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52848
 8位、Justin Geary氏のEsper SfMです。

 BG(衰微)やR(Jund)や続唱・Miracle等の煽りを受け、嘗ての栄光も今は昔。
その上、渋面やら《罰する火》等のJundの対Jund施策の影響で今後もお寒い事になりそうです。

 内容としては、メインは比較的Beat仕様ですね。LgS3枚により攻撃的です。
また、ハンデス寄りな昨今に珍しくカウンターも6枚の旧仕様。サイドからはさらに増量を見込みます。

 特質すべきはサイドですね。
《饗宴と飢餓の剣》や《聖トラフトの霊》によるBeat仕様
テンポカウンターを増量してテンポ仕様
《至高の評決》等を増やしてよりコントロール仕様
と変更幅が多岐に渡りながら更にHelmピースコンボまで備えています。
随分と選択肢の多いデッキですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52847
 9位、Joseph Jordan氏のRUG Delverです。

 BG系の台頭により苦境に立たされているRUGです。
環境に即した変化を常に続けていますが、今回は廻り回って1年前の構成に戻った気がします。

 《二股の稲妻》はアドは狙えませんが、DrSを落せますし、もちろんボブも落とせます。Elvesならアドも狙えます。
それらにはサイド後《乱暴+転落》が牙をむきます。
 またBG系が増えてきた結果2マナ域が増えたため《呪文嵌め》もメインに戻っていますね。

 変化を続けた結果、元の形に戻るというのは何と無く感慨深いものがありますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52866
 11位、Jeff Sirkis氏の4c続唱コントロールです。

 以前から少数存在した続唱生物2種を併用した「The 続唱」なデッキですが、マナ基盤に1マナマナ生物2種を用いているのが特徴的ですね。
続唱・《祖先の幻視》・《罰する火》とアド源が満載なせいか《闇の腹心》や《悪意の大梟》のような生物は採られていませんね。

 また、妨害要素も除去以外にはなく、サイドにハンデス2種8枚が取ってあるのみ。
かなり思い切った構成ですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52859
 16位、Joshua Wiitanen氏のANTです。

 《燃え立つ願い》無し《定業》採用型です。
Adam Prosak氏が最近のSCG LOで全く同じデッキで8位に入っています。

 詳しい事は判らないのですが、
エルフにしろ、DrSにしろLgSにしろ、今は小型生物への扱いが非常に厳しい状況なので《巣穴からの総出》は厳しい物があるのかもしれません。
 また、メインのハンデスが少ないのはカウンターが環境的に少なくなってきているせいでしょうか?
 まぁ、1マナドローが多いのは小回りが利く上に安定感は高まります。メインのRマナ依存度を下げるのも然り。ターンの起伏を下げた分安定した周りを演出したのかもしれませんね。

 サイドの《無知の喜び》は判らなくもないカードなんですが、ニッチ過ぎる気ががggg・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52861
 18位、Mike Jacobs氏のMonoW Wennyです。

 清く正しい白ウィニーですね。
ただ、メインから《弱者の石》は積まれているのはメタにあったものと言えるでしょうね。
タルモもBBEもDoSもびた止まり。
また、墓地をメインから対策出来る《ドライアドの闘士》の存在が目を引きますね。
今までは《ヨツンの兵卒》の役目だったんですが、継続性+《弱者の石》との兼ね合いでしょうね。

 火力の流行のせいか、採用されている剣はプロテクション(R)の2種ですね。
またサイドの《コーの火歩き》には罰する火は涙目でしょうw

 4マナ圏のフィニッシャーには何故ペスなのか些か疑問でしたが、《ミラディンの十字軍》の5/5飛行ダブルストライク!!
という事でしょうねw
《戦争と平和の剣》まで付けばGG。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52863
 20位、David Clark氏のJund Nic Fitです。

 昨今の基本通りJundカラーなNic Fitなのですが、特徴的なのがメインには《風景の変容》を仕込んでいないという事です。
もちろん《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》《原初のタイタン》は揃えているため火点にはなるのですが、飽くまで場合によってはRウィッシュから持ってくる程度のレベルです。
最後の押し込み以外には基本狙えないでしょう。
その分、《罰する火》や《永遠の証人》など、メインからコントロール仕様へとウェイトを映しています。
メタの関係上、コンボによる一撃必殺を狙うのではなく、消耗戦の末の勝利に重きを置いているのかしれません。

 相も変わらず、サイドの《再活性》が禍々しいですねw
ハンデスに対してのリカバリーはもちろんですが、リアニメイトへの嫌がらせ感が半端ないですw



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=52823
 26位、David Thomas氏のDredgeです。

 相変わらず墓地への風当たりの厳しい日常を過ごしているDredge。そのせいか一撃必殺系の《炎の血族の盲信者》型か《イチョリッド》を重視した継戦型が主流だと思っていました。
が、このDavid氏はそのどちらでもないドレッドリターン仕様です。
DrSの存在感+その他墓地除去のお陰でピンポイントなこの挙動はかなり厳しいような気もするのですが、何故これなんでしょうね?
《暗黒破》も無いので無防備な気がしますが・・・。
《打開》も1枚だけなので高速で釣り上げるつもりもないようです。
不思議な構成です・・・。

 サイドはメタに則って《炎の嵐》が4枚取られていますね。



http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_reanimator_tendrils_.html
 今週のDech Tech:Reanimator Tendrils with Greg Mitchellです。

 Modernのデーモンシュートのアッパーヴァージョンですね。
《コーリスの仔》により強引なグリ様によるドローが可能になっています。
《むかつき》とは別の視点からカードを大量ドローする方針という訳ですね。
サイド後にはSnTに早変わりです。
興味の湧いた方は拝聴してみては如何でしょうか?





 さて、こんな所でしょうか?
今週は何と言ってもJundでしたね。
UへのHate具合が半端ないですw
ModernでBunを食らった鬱憤をよっぽどBBEは晴らしたかったのでしょうw
次回がこのより戻しがありそうで怖いですね。

 SnTが再び数を増やしてきていますね。
怖い怖い・・・。


 今週はここまで、です。
今週も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。




お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索