レガシー)ブリッツ、それはスーサイドと並ぶ黒ビートの巨星
2012年10月11日 デッキ構築 コメント (4)みなさん、こんばんは。しもべです。
エタフェスに関係ない(出られないヽ(`Д´#)ノ)ので、頭の中がお花畑な毎日です。
Rockのレシピがうまく纏らない為、もっぱら電波受信中です。
という訳で、今日はそんな電波なお話です。
流し読み推奨。
「ブリッツ(Blitz)」と言われるデッキがあった事をご存知でしょうか?
黒単色からなるコントロール要素を含んだ高速Beatdownです。
ハンデス・生物除去をしながら《ファイレクシアの抹殺者》の様な高マナレシオの生物で相手を屠るデッキですね。
(http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84)
所謂スーサイドと呼ばれる最も有名な黒BeatDownとは別路線を進んだデッキです。
名前の中2病的響きと、シンプルに黒と言う色を体現しているその構想から黒使いには結構ファンが多いデッキだと思います。
このデッキのコンセプトは今でも用いられており、それがTeam AmericaやEva Greenへと昇華されたわけです。
黒使いである私は当然それらのデッキも大好きなので、何とか黒の要素が濃いBeatを作れないものだろうか?と言う思いがいつもありました。
これらの思いを後押ししたのが、かの《ファイレクシアの抹消者》です。
結局、妄想中に抹消者の有無は二の次となりましたがw
そんな訳でブリッツ戦略を考えていたのでが・・・、現状どう考えても単色ではデッキパワーが低すぎる難点がありました。
故に2色を基準とするに至り、そして、UBについては考える気にはなりませんでした。
何故なら、先述のとおり既にTeam Americaが存在するからです。
同コンセプトながら別の路線を取った《死の影》や《時間の熟達》については、後ろ髪引かれましたが、それもまたの機会にする事にした。
同じく、BWについても考えませんでした。
BWは単純に、どう考えてもビートコントロールにしかならなかったためです。
この色でテンポ系のデッキを作るのは少々難易度が高いように思いました。
結果として残ったのが、BGかBRのどちらかでした。
BGはEva Greenで、BRはRed DEATHで、それぞれ過去にLegacyにて活躍したデッキであります。
が、現状はあまり見る物では無く、廃れていると言っていい程です。
故にそれらを復活させることをコンセプトに考えました。
BGたるEva Green、その最大の意味はtタルモと呼ばれる程に《タルモゴイフ》が、当時強かったためです。
が、現在ではその程の支配力はこの生物にはありません。
SCMのお陰で除去の雨霰が降り、SfMがより強力なFinisherを作り、頼みの綱のサイズもKotRの前に消えました。
タルモに当時の面影はありません。
が、それは別にこのカードが弱い、と評価される理由にはなりません。
(環境的な高評価へと繋げ難い理由にはなりますねw)
2マナの生物としては単体で破格のマナレシオを誇っている事実は変わりません。
ブリッツという序盤Fullスロットルなデッキを組むのなら、その他の事柄など些末な事でしょう。
今でも、それらのデッキにとってはタルモは最良のアタッカーなのです。
また、この色はRtRにて優良なカードを大量に手に入れる事も出来ました。
《死儀礼のシャーマン / DrS》をはじめ、《突然の衰微》に、《屑肉の刻み獣》《ゴロズダのギルド魔道士》《忌まわしい回収》等、癖がありつつも電波が涌きそうなカードが多かったのも嬉しい収穫です。
DKAで手に入れた《絡み根の精霊》も色拘束が難点な物の2マナ域としては十分なスペックです。
2マナ域としてはスタンダードな《朽ちゆくヒル》や古の《走り回るスカージ》も十分なスペックです。
特にDrSはマナは掛かるものの、ブロックされない1マナパワー2の生物相当になります。
1マナシステム生物だからと言って入れない手は無いでしょう。
問題は《墓忍び》との兼ね合いですが・・・。
また、少々コンセプトからずれますが、《出産の殻》を用いるデッキでも面白いBeatdownが出来ると思います。
加えて、この色だと《怨恨》も選択肢に入ってきますね。
もう一つの選択肢BRは正直色々迷いましたが、火力を有するという事がBeatにとっての最高の武器になります。
故に、妄想を始める事にしました。
そして、タルモの様な優良な打点が無い以上、
「より安定した高速Beatが基軸となる」
と考えるに至りました。
そこで着目したのが、このブリッツ構想直後から考えていた、「無駄を省く」ということです。
具体出来には、適期以外で引いたハンデス・ランデス等をどうするか?という物でした。
RtRから齎されたDrSによりそれらは2点火力に生まれ変わり得ます。
しかし、それだけでは弱い。《墓忍び》との兼ね合いもあります。
やはり、tUにより《渦巻く知識》を足すべきだろうか?と考えましたが、《思案》やフェッチなどのシャッフル手段が無い限り解決手段になっていない上に、この先使用する可能性の低いものを山札に戻すだけ。
つまり、再び引いてしまう可能性(相対的に山札内のカードパワーを下げている)もあり、根本的な解決には至っていないと考えました。
ここで思いついたのがtRによる《信仰なき物あさり》です。
物あさりは、ご存じのとおり、ハンドを捨てる為、ブレストによる後の憂い が生じません。
当然単体でも機能します。
難点として挙げられるアドバンテージを失う、具体的にはハンドが減る事がありますが、どうせその先不要になったものを当てるのですから減ろうがどうなろうが関係ないと言えます。
Fbにより、再利用も可能な上、何より墓地をよく肥やしてくれるため《墓忍び》等とは非常に相性が良いと思いました。
後ろ向きなカードではありますが、価値はあるとの考えに落ち着きました。
また、RtRにて《ニブメイガスの精霊》と言うカードも出てきました。
これは[Silvergill]さんのDNで触れられていましたが「デッキ内全てのスペルを恒久強化スペルへと変える事が出来る 」という独自の強みを有していました。
文字通り「不要なスペル」の使い道としては十分だろうと考えています。
昔のピキュラブラックで《暗黒の儀式》が《ナントゥーコの影》で《巨大化》のような働きをしていたのに似ていますね。
これらを主軸に、他にDKAの《ファラケンラスの貴種》やRtRの《灰の猛進者》等も1チャンのカードとして映ったため、BRもアリだな、と判断するに至りました。
一瞬《どぶ潜み》も1チャ・・・いや無いなwと思い留まりましたw
デッキの基本コンセプトは決まっており、色により肉付けをする過程まで入り、そこで思ったのが、
使い終わった墓地カードの使い道はどうするのか?
という事です。
即ち、《墓忍び》の有無です。
《墓忍び》を入れるつもりなら、当然墓地利用のカードなど入れれません。
墓忍びは、通常キャストに限って言えば、現環境でも最高のアタッカーの一つです。
が、
1)バウンスに弱い
2)2,3枚目のキャストへのハードルが高い
3)なにより、ボブとの共存の危険性
など、欠点も多いです。
1・2は除去・神ジェイスの存在により、打消しが無いカラーでの採用にはますます悩ましい点となっています。
3は・・・(゚∀゚)こまけえこたぁいいんだよ!!
と言えなくもないですが・・・
逆に《墓忍び》が不採用だった場合の利点ですが、
a)《闇の腹心》と気兼ねない登用
に加え、墓落ち利用のカードを使う事が出来ます。
b)《死儀礼のシャーマン》の能力解放
c)《渋面の溶岩使い》の採用
d)《タルモゴイフ》への懸念の払拭
e)《占骨術》などのマイナー墓地利用カードの可能性
正直、KPの低下は避けられないものの、安定した戦力の展開と言う点についてはこちらの方が勝っているともいえます。
bについて言えば、DrSによりマナ加速できるため、3~4マナ域の生物の現実的な登用も可能となってきます。
これらを踏まえ十分に考える必要性がありそうです。
また、それと並行して考えていきたいと思ったのが《ニヴメイガスの精霊》と《死の影》の存在。
1マナ生物としては破格のサイズですが、使用法が難しいカードです。
と言うことで、次回はその2体について書こうかな?と考えています。
今回はここまで、です。
いやぁ、妄想って楽しいですね。
強さも大事ですが、ロマンも重要ですよね。
何せ、遊戯なのですからw
皆さんも良きMTGライフを
|////| ( )ノ |////| ウィーン(自動ドア
P.S.
《死儀礼のシャーマン》って「ゴミを有用なものに作り変えるラヴニカ/Ravnicaの市民」が元になったんですよね?
Wikiに言及してありますけど何でAtf使えないんですかね?ガラクタと言えばリサイクルの定番では?
毛皮骨肉店的な方なんでしょうか?
いや、十分強いんですがね・・・。