レガシー)真面目な電波:《ゲリラ戦術》
レガシー)真面目な電波:《ゲリラ戦術》
レガシー)真面目な電波:《ゲリラ戦術》
皆さん、こんばんは。しもべです。


 前回に引き続き、真面目に電波を飛ばしてみる企画です。
飽くまで電波を飛ばしているだけなので真剣に読む価値は無いですw


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ハンデスとは黒の神髄です。
ハンデスとは黒の何たるかを物語る要素です。

 あらゆる障害を事前に抜く。
本来の見えざる脅威に対処する物であり、転ばぬ先の杖です。
が、もちろん弱点はあります。
それこそが黒の常なる恐怖です。
そう、「今引き/Top」です。

幾ら丹精込めて相手のハンドを食い荒らしても、「あ、Jaceトップだ。置きますね(^^)」で、絶望です(´;ω;`)ブワッ

之こそ真の恐怖です。
人は見えざるものに恐怖を覚える物です。

・・・が、実はそれ以上に恐怖を感じる物があるのです。
見えていても対処できない恐怖ですよ・・・。

 いつか空が落ちてきて社会を破壊してしまう・・・と心配する事は杞憂と笑えるでしょうが、今目の前で牙を剥いている虎に向かって杞憂とは笑えない。

 黒にとって、ハンデス出来ない見えている脅威が最も恐ろしいのです。


 生物を展開する時、Mostカードを展開する時、安全確認をすべくハンデスをするでしょう。
この時、生物の展開において昨今黒を悩ませるのが、《罰する火》と《瞬唱の魔道士》の存在でした。
これぞ見えている驚異です。
なまじ対応手段をそれまで持ち合わせていた故に、元から対抗手段の無かったZoo等のBeatdownよりも遥かに深い絶望がそこにはあります。
それをどうにかする術を手に入れるまで、こちらは沈黙を余儀なくされます。
だが、実はこれだけではないのです。
一応、一時的なデッドスポットを生むことは可能です、これらの場合は。しかしそれさえ出来ないのだとしたら我々はどうすべきなのでしょうか?


《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics》
そういうカードをご存じでしょうか?

Guerrilla Tactics / ゲリラ戦術 (1)(赤)
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゲリラ戦術はそれに2点のダメージを与える。
対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたがゲリラ戦術を捨てさせられたとき、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゲリラ戦術はそれに4点のダメージを与える。


 所謂、ハンデス対策カードです。

 昨今、ハンデス対策としてLegacy界では《誤った指図》が注目を集めました。
これについては類似品の《インプの悪戯》を先日紹介したばかりですね。

 また、各時代ごとに様々なハンデスカードは生まれ、その中で強力な物については何時の時代もアンチカードが作られました。
《ジェラードの評決》や《はね返り》に対しての《十二足獣》
《荒廃稲妻》に対して《萎れ葉のしもべ》や《強情なベイロス》
《ヴェールのリリアナ》に対しての《ロクソドンの強打者》

 何時の時代もこれらはハンデスに対して一定以上の効力を持ちました。
特にベイロスやスマイターは非常にマナレシオにも優れた良作です。
最近のUの多い、及びBの多かったLegacy界ではスマイターは時折試されているようです。

 《ゲリラ戦術》もそんな対ハンデスカードの一つです。
が、これが挙げた物と明確に異なる点があります。
捨てられた時に最高の働きをするのは同じですが、捨てられた時点で役目を終えている、と言う点ですね。


 ゲリタクは火力です、他のカードは生物です。生物は出てから仕事を始める以上、出てしまっても除去する隙があります。
ゲルタクはその時点で仕事を完遂させます。
捨てた時に仕事をし、捨てた時に最高の仕事をします。
ハンデスで万一抜いてしまったら、その失策を取り返す暇が無いのです。
つまり、捨てたくない。
つまり、捨てさせられない。


 本来、火力を含め除去を抜く目的でハンデスをする場合、スタックでキャストされる事まで想定しています。
「この場でキャストされても後の展開が安定するのなら良い。」そんな思いも込めて、キャストされるにしろ、自身で抜くにしろ相手のハンドから無くすことが出来ます。
が、ゲリタクは違います。
対応してのキャストは望めません。
最高のパフォーマンスを敢えてレシーブする事をしない限り、相手のハンドから除去を抜くという作業が出来ないのです。
4点のダメージを受けるか後の展開を諦める/遅めるを選択するかの天秤に掛ける事になりますが、どちらにしてもかなり嫌な選択を迫られる事になります。
絶対ではないものの、抜く事が出来ない「見えている脅威」となります。


 最も影響を受けるのは《ヴェールのリリアナ》でしょうね。
[+1]がほぼ役立たずになります。3マナの布告に成り下がります。場に出て+起動しても忠誠値は4であり、しっかりゲリタク圏内ですからね。《思考囲い》で覗いた時にこれしか抜くものが無かった時も泣きたくなりますね。1マナで6点自分にダメージですw
また、4点と言う火力自体もLegacy界の耐性の基準の一つ「タフネス4」と言う部分を食える値であり、かなり厄介でしょう。《饗宴と飢餓の剣》に対しても4点ダメージは十分です。本体を狙うのが基本ですが、装備先の生物が小型である場合は範囲内である事も多いでしょうね。何にせよ気軽なハンデスが出来なくなります。
 《Hymn to Tourach》に対しても捨てられればかなりの効力を持ちますね。相手はムリをしてBBを揃えてのキャストもアド差を生まず4点火力を食らう訳です。・・・泣きたくなりますね(´;ω;`)
 

 最高の働きに対して、通常駆動時の働きを見ていきますと、
「2マナIns 2点火力」です。
ハッキリ言って弱いです。廃棄物一歩手前な性能です。
が、使い道が無いレベルではありません。
なんと言ってもタフネス2点までの生物を抑えられるわけです。対象範囲は枚挙に暇は無いでしょう。
つまり強くはない物の、通常時の働きにも相応の使い道のあるカードという事です。



 どうでしょうか?
対ハンデスとして素晴らしい働きをしながら通常の仕様でもなんとか耐えうるカードです。
決して悪くは無いカードだとは思いませんか?

 先述しましたが、このカードが在る事で気軽なハンデスは難しくなります。
もし持っていたら、と言う万一の可能性への懸念が抑止力となります。
喩えDuress系ハンデスにより選別回避されたとして、捨てさせられなくても良いのです。
相手に「握っている」という事を意識させるだけでも随分な違いが出てくるでしょう。捨てられなかったら、どの道相手はタフネス2以下の生物やヴェリアナのキャストが難しいままなのですからね。
2回目以降は、その存在が相手にプレッシャーを与え、相手の行動を行圧するでしょう。
《目くらまし》と同じです。
見えざる、でありながら見えている驚異なんです。


 何でこんな物を急に取り上げたか?と言うと、10版のイラストカッコいいなぁ~と思い、ついでに紹介してみるか!と思ったからですw
それだけww
イラストはALL×2、8・9版、10版の計4種類あります。
一番ゲリラ的な雰囲気があるのはALLの2種。
10版は只のカッコイイ魔法
8・9版はゲリラと言うよりもテロレベルの事件(爆発)の大きさです。人間仰向けで宙を吹き飛んでますからね・・・。というよりこのレベルの爆発があったとしたら四肢は吹き飛んでまず五体満足ではいられないでしょうね・・・。


 イラスト紹介のついでの考察の割には何と無く使えそうな雰囲気を醸し出せてはいるかなwと思います。


因みに類似のカードで以下の様な物もあります↓

Psychic Purge (青)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。Psychic Purgeはそれに1点のダメージを与える。
対戦相手1人がコントロールする呪文や能力によって、あなたがPsychic Purgeを捨てさせられたとき、そのプレイヤーは5点のライフを失う。


 何と世にも珍しいUの直接火力です。
こちらはこんな方にお勧め
 ↓ ↓

(´;ω;`)「助けて、1T目のラッキーやルンママに対処できないの!」

 この願いがUなのに届きますw
まぁ、しかし、メインの運用もギリギリ可能だった《ゲリラ戦術》に比べ流石にこちらはサイド要因です。
やはり1点ダメージは限定的ですし、Socと隙も大きい。ダメージではないのでPWもミドル級生物も狙えません。
ただ、こちらは色的な存在価値がありますね。
元々Bに強いRでは無く、Bに弱めなUにこのカードがあるという事が対抗牌としての価値を上げています。
Hymnにしろヴェリアナにしろキャストされると頭を抱えたくなるカードに対する優れたクロスカウンターになります。

 因みに、何のサイド?と言われると・・・
基本的に考えているのはRUG Delverでしょうかね。UR Slighでも良いですが・・・。
基本的にヴェリアナの存在はRUGには癌ですからね。
その存在を逆に利用できるのならそれに越した事は無いでしょう。
もともと序盤からの押し込みとなるAggro側のRUGにとっては5点火力はかなり有難いのではないでしょうか。
色は合ってますが
使うマナや生物の関係上、《ゲリラ戦術》はUR、《Phychic Purge》はRUGの方が合うでしょう。


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 さて、今回はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。



 P.S.
しかし、《ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator》もそうですが、有効色にここまでシバかれるBって一体・・・。



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