THS) レガシー)凄い鬣のライオンについてダラダラ・・・。
THS) レガシー)凄い鬣のライオンについてダラダラ・・・。
THS) レガシー)凄い鬣のライオンについてダラダラ・・・。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 2020年のオリンピックが東京に決定しましたね。
正直私は消去法的にマドリードになると考えていました。お金不足は借りればどうにかなりますけど、他の2つは何とかしようと思っても限界がある物ですし・・・。
 内政問題や隣国のアレが無ければイスタンブールが初開催ですし個人的には応援していました。
 逆に東京は他の都市に比べ国民のテンションはそれ程でもないですし、何より放射能問題で真面な状況改善の兆しがまるで見えてきませんからね。聞こえてくるのは情けないような不祥事と復興の遅ればかり。
こんな事でいいのかしら・・・?
放射能問題は確かに福島からは距離があるため実質的にはさほど大きな問題とは思っていませんが、そんなお祭りよりも先にすべき事が在るだろう的な考えです・・・。
 まぁ、決まってしまった物は致し方ない。「何とかする」と約束まで国際的にしてしまった以上、もう東電に責任転嫁は出来ませんし、せいぜい死にものぐるいで活動して欲しいですね。打算が在ろうがなかろうが、結果的にこの問題の解決に前進するのが一番ですから・・・。


 さて、話は変わってTHSの話。
今回は例の猫です。
《羊毛鬣のライオン》 WG
クリーチャー - 猫   R
(3)WG:怪物化1を行う
羊毛鬣のライオンが怪物的であるかぎり、これは呪禁と破壊不能を持つ。
3/3

 嘗てサッチモは歌いました。
「戦争は無くなるし世の中は便利になっていく。子供たちは餓える事も減り勉強が出来るようになる。
あぁ、なんて素晴らしいこの世界」と。

 WGの2マナの生物も少しづつ良くなっていきました。
《給食スリヴァー》や《ラノワールの騎士》等の2/2+αから始まり
《番狼》によって初の3/3ボディを手に入れ
《クァーサルの群れ魔道士》はそのボディに《帰化》を内蔵しました。
《復活の声》では溢れる程のアドを生むようになるに至ります。
そして今回のライオンにより明確なフィニッシャーとなる生物にまで到達しました。
 Oh What a wonderful would~(濁声).

 何と2/2+αと言う定義さえ打ち破り、3/3+αと言う性能に到達した生物です。
留まるところを知らないKPですね。
2マナ3/3でも相応のボディで、後半以降5マナを費やして怪物化する事で4/4のボディに「呪禁」「破壊不能」の両性能を得る事が出来ます。
これは明確なフィニッシャーですね。
問題なく4枚投入可能な生物です。
ある種アドバンテージ系の最終形とも思える《復活の声》に対し、こちらは戦闘面での最終形に思えます。

 Stdに置いては普通にBeatDownに用いるのもあるでしょうし、Midrangeで使う事も考えられると思います。
が、個人的には《聖トラフトの霊》を失ったAuraデッキの後釜になるのではないか?と思っています。
除去耐性のあるフィニッシャーですね。
《ひるまぬ勇気》を用いる事が出来れば「6/6絆魂・呪禁・破壊不能・トランプル」で対処不能ですw
トラフトと違い、5マナ域までは隙があり、打点も落ちる物の、3マナで置いても地上のブロッカーと簡単に相討ちしてしまった彼ほど軟弱者では無く序盤から使用していけます。
逆に対処する側は
怪物化してしまうと《肉貪り》《遠隔+不在》ぐらいしか処理する術が無くなるため、何としてもそれまでに処理したいですね。
つまりこのライオンはこの上ない避雷針となるわけです。



 Legacyにおいてもこのレベルなら戦力になる可能性はあります。
JunkにしろMaverickにしろ5マナなら使用可能領域ですからね。

その上で、運用において重要な要素、と言うか運用方向は以下の3つ

1)中級以上のフィニッシャー
2)序盤から終盤まで使用できる打点
3)正確のは2’であり、テンポロスをしながらも出せるフィニッシャーという事。

この3種類の比較対象から何処で使用するべきか少し考える事が出来ます。

 1)の対象は
《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
《鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons(AVR)》
であり、明確なフィニッシャーです。
この枠は如何に安定した戦力になれるかが重要です。その意味では《ヴィズコーパの血男爵》も有用性は高いのですが一応GSZから読んでこれるカードを対象として比較しようかと思います。

 「呪禁」だけでも十分ですが「破壊不能」まで付くためGの生物の明確な且つ最終命題であった《非業の死》の問題を解決するに至っています。
これは彼の《最後のトロール、スラーン》でさえ解決できなかった問題です。
打消しに対抗できる点を除けばスラーン以上の除去耐性ですね。
ただし布告系は効くため《鷺群れのシガルダ》とは一長一短ですね。特に現在LegacyはLotVが蔓延しているため。またシガルダは場合によっては《引き裂かれし永劫、エムラクール》との殴り合いを制する場合もあります。
・打ち消されず、伝説のスラーン
・飛行・布告対策のシガルダ
・序盤から展開でき、唯一《非業の死》に対処出来るライオン

え?
《終末》?
あれはムリですからww

 中堅のフィニッシャーの枠として考えると難しいですね。
ただ、1~2枚挿してGSZから召喚して安定した働きを期待するという観点から見ると序盤から展開できる旨味はまるで無くなります。
また展開→ 怪物化で1クッションが必要であるため、やはり隙が大きい。
この1)の枠に向いているカードとは言い難いですね。


 2)の対象は
《タルモゴイフ》
 基本的に殴るだけの存在は要らない。
JunkはともかくTheRockにおいてもMaverickにおいてもそれは同じ。
タルモがJunkで使われるのは序盤からのアタッカーであると同時に壁でもあるからです。3/3のボディに攻防で信頼性を置くのは難しいですが地上戦ではそこそこのサイズではあります。
特に墓地Hateがメインから蔓延している状況ではタルモのサイズ(3/4以上)も期待は出来ませんからね。
《罰する火》が躱せるだけでも十分です。

 序盤の除去耐性の無さを無視して生き残った結果、初めてフィニッシャーとして確立すればいい
重要なのはこのカテゴリの生物には除去耐性と言う部分はそれほど(過剰には)欲されていないという事です。
有るに越したことはありませんが重要なのは序盤から展開できる生物であり、生き残れば最終的に脅威にも成長する生物である事。
Uとは異なり、生物を守るには限界があるカラーですし、その分数を採っています。
1枚のタルモが除去される事に一喜一憂していてはJunk系では動けない。
ある種、怪物化は余禄という事ですね。
とは言う物の無ければ話になりませんがw
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるです。

 タルモより優れた部分は墓地に依存しない事と、最終的な除去耐性。故に自分で全体除去も使用できる。装備品等の安定した担ぎ手。
劣っている部分は2ターン目にWマナを必要とする事と、最終的なサイズ(タルモは6/7程度までなら狙えるので)。
ですね。
個々の部分を如何に考えるかで重用できるかどうかが変わってきます。
墓地依存しない点と除去耐性は、最終盤まで戦力として期待するという部分に置いてはかなり重要であると思います。
逆に一番厳しいのは序盤にWマナを要求される事。
序盤に確保したいマナは《沼》《森》であり、展開を阻害する可能性も高いんですよね・・・。


 またここまで書けば分かるとは思いますが、ここまでは全て「怪物化」が「可能」である事を前提としています。
逆にそれが難しいデッキなら考えるまでも無い。2マナ3/3どころか1マナ3/3が使われていない現状を考えればコイツが素で使われることはありません。
BWG、WGは比較的マナに余裕があるので怪物化も可能でしょう。
が、WRG(Naya)のZooはさすがに無理でしょうし、WUGカラーのBantも少々厳しいかもしれません。ただ、4マナまでは仕様圏内でデッキ構築をされるので何とかすれば可能かもしれませんが・・・。
少なくともテンポ的なプレッシャーを中途半端に与えるだけの《魔女跡追い》や《復活の声》よりは全然可能性があるでしょう。tada,
JunkしろMaverickにしろBantにしろ殴れるだけの生物にはほぼ用が無いという哀しき事実もありますがね。そこの所も問題。



 3)の対象は《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》であり
 守ることを前提としたフィニッシャーです。

 隙は有るためそこをどう補うかは重要ですね。
序盤から使うにしても、除去耐性はそれまでほぼ無いためフィニッシャーとしてこの分野で確立するにはハンデス、ルンママ等での保護はほぼ必須。
単純にマナコストが軽い事は《霊気の薬瓶》や《緑の太陽の頂点》からの展開を楽にし《目くらまし》への対処も可能になります。《呪文嵌め》に引っ掛かりますw
 逆にその隙を埋められなければカス。
2マナ→5マナが失敗するようなら、2マナ→2マナである《石鍛冶の神秘家》の方が余程効率的です。
 という訳で「Wを含む2マナでテンポロスを必要(必然的に防衛手段がいる)としフィニッシャーになる。」と言う点を軸に考慮すれば比較対象は《タルモゴイフ》や《復活の声》では無く《石鍛冶の神秘家》であるという事が判ります。
SfMに勝る利点は
1)単体で最低限の仕事(攻防への参加)をする。
2)GSZで呼び出せる
3)最終的な除去耐性が遥かに上
4)もみ消し/ハンデスで泣きを見ない
という処でしょうか?
個人的には3)と4)が特に重要。その上で更に重要なのは3)。
メインから衰微・QPM、サイドからの《解呪》《古の遺恨》《摩耗+破滅》《真髄の針》等、装備品に対する風当たりはかなり強い。特にサイド後は安定した働きはまず無理です。
その意味でも単体の除去耐性を持つ事も可能なライオンの方が上である部分です。

 逆に劣っている部分は
i)テンポロスがさらに激しい。と言うか最序盤では発動できない。
ii)応用力は無い
iii)アドを獲得できない。圧倒的に劣る。
iv)部族(笑 が出来ない
といった所ですね。
i)は見れば判りますが、実際激しくテンポロスであり速度も遅いSfM→《殴打頭蓋》の組み合わせよりも更にテンポが悪く、加えて速度も遅い。
少なくともLegacyにおける純粋なBeatdownでは考えるに値しません。
またii)の通り、十手や剣シリーズの様に相手に依って手を変えて圧倒するという選択も難しいですね。
特にこのii)は2)でも触れましたがJunk系に殴るだけの生物は要らず多機能性をどのカードにも求められがち。1枚のカードで複数種の行動が出来る点が非常の評価が高くSfMがライオンより優れている最大の長所だと思います。。
個人的に言えば《陰謀団式療法》のFbに使えない点も悩ましい。
ここら辺が要考慮点ではないかと思います。

 i)に関して気にされる方も多いと思いますが、私はこの部分は実はそれほど苦慮はしていません。
要である怪物化はテンポロスが大きい。
かつ、SfMの様に連続で動くことはまず無理。
しかし、裏を返せば行動が縛られないという事でもあります。5マナまで到達するには時間が掛り、そしてその間他にやる事は腐るほどあります。逆に5マナまで到達する頃には比較的する事も減ってきているでしょう。
序盤から動くのが基本であるLegacyにおいて強制的に1ターンを使ってしまうSfMとは差があると考えるべきです。
しかも単体で行動(SfMは攻撃にもブロックにも参加はまずさせられない)が出来る。
 ここから考えると大きなテンポロスがあるのは事実ですが、SfMのテンポロスとは質が異なっていると判ります。
SfMは除去されるまでに展開をしなければいけない為、強制的に2ターン(SfMのキャスト→次ターンのアクティベイト)を費やします。この結果対処されてしまった場合には実質2ターンもしくはそれ以上のテンポロスとなります。
また、SfMのキャスト→次ターンのアクティベイト:バター→次ターンのバターで攻撃。早くとも4ターン目からの攻撃である点も大幅なテンポロスです。
対処され様がされまいがテンポロスをSfMは生じさせてしまいます。
 しかし、ライオンはそうではありません。
置いてから暫く間が在る/空けざるを得ないため、SfMの様な一連の行動における「括り(セット→アクティベイト)」が生じにくい。故に対処されたとしてもテンポロスには成り難い場合もあるのです。
(ライオンとの比較で、SfMはどちらかと言うとレベルUp系の生物として捉えると解かり易いですかね?対処された時の悲壮感的に。)
また少なくともSfMユニットよりは1ターン早く行動が開始されます。
実質的に効率的攻撃的に動けるという事ですね。
ここも重要な差異でしょう。



 こんな所でしょうかね、考えるところは。

 1)は兎も角、2)や3)については比較し検討するに値する生物ではあると思います。
特にタルモやSfMに対してサイド後までを含めHateカードに引っ掛かりにくい/つまり相手に依存しにくい点は評価できると思います。
常に一定の働きを計算できるわけですからね。
ここから先は後は調整して答えを見つけるしかありません。
個人的に見えてきたのはタルモやSfMに比べライオンはlow risk-low returnなのではないかな?と。
 取り敢えず一番アリかなと思えるのは2)の枠ですね。
最も類似点が多い。躊躇なく4枚突っ込んで普通にキャストして生き残ればいいなぁ的な。 


 書いてある事はタダツヨですが実際にはそこそこレベルで、「強い」までが遠い。
結構うまく調整されていると思います。出ただけでは所詮番狼であるところが特に。少なくともSfMやScM何ぞよりも遥かにいい。


 どうでもいいですが、折角のWGカラーなのですから《萎れ葉のしもべ》をぜひ同時に使いたいですね。
LotVも一定数いる事ですし。只挙動的には[-2]されては堪らないので相手にLotVを展開されるまでは生物を展開できないのは難しいですね。
まぁ、DrS→LotVで動いてくれれば待つ時間などないわけですが。



 ちなみに[dds666]さんの所で話題に挙がっていましたが、このライオンにも元ネタがあるようです。




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